
家を購入しようと思っても、何に気を付ければいいのかわからない人も多いと思います。
そんな方のために、購入のコツを教えます!
家の購入のコツ!後から変えられないものを、重視する
家を購入するときのコツは、後から変えられるものではなく、変えられないものを重視することです。
特に新築物件を購入する人に多い傾向ですが、物件の内見やモデルルームで、豪華な内装や最新の設備などを見て購入を決断する人がいます。
しかし、これは家の購入の仕方としては、大間違いです‼
家の豪華な内装や、最新の設備はリフォームすれば後からいくらでも手に入れることができるからです。
後から変えられないもので選ぶ
それに対して、後から変えることができないものもあります。例を書くと、
・駅からの距離
・職場や学校からの距離
・方角
・眺望
・治安
・災害に対する安全性
・前面道路の幅員や道路付け
・近隣の建物や住民
・買い物をする施設
・学区
・険悪施設
上記のものは、住んでから不便だと思っても、自分の力ではどうしようもありません。
自分が引っ越すしかないのです。
家を選ぶ際は、必ず後から変えられないものを基準に選びましょう。
いつでも売れる家を買う
実は、不動産の資産価値を決める要素は、大部分が後から変えられないものにあります。
特に上記の例の中だと、駅からの距離、方角、災害に対する安全性、前面道路の幅員や道路付けなどが、強く影響します。
いくら内装が豪華で最新の設備があっても、上記の条件が悪い物件は資産価値が低いことには、変わりないのです。
家を売却する場合、室内に傷や汚れがあっても上記条件が良好な物件は、買い手が付きますが、条件が悪い物件は買い手が付きづらくなります。
終の棲家にするから、資産価値や売却時のことは気にしないと言う人も中にはいらっしゃいます。
しかし、現実問題として人生なにがあるかわかりません。
不動産情報サイトを見れば、築年数がそれ程古くない物件でも沢山売りに出されています。中には築1年くらいしか経っていない売物件もあります。
これらの物件の売主は、初めからこの築年数で売りに出すつもりだったと思いますか?
買った時点で、何年後に売ろう!と考えている人は殆どいません。でも、家を売る人・売らざるを得ない人は沢山います。
だからこそ、資産価値の高いいつでも売れる家を選ぶ必要があるのです!
いつでも売れる物件とは、所有している間【売却価格>住宅ローンの残債】の状態になる物件のことです。
例として、物件価格4,000万円の物件を、頭金500万円・住宅ローン3,500万円で購入したとしましょう。
資産価値の高い物件の場合、以下のように常に資産価値>ローン残債になります。

この状態になるには、2つポイントがあります。
1、購入時に頭金を入れる
2、資産価値の下がらない家を購入する
極端な話し、現金で購入してしまえばいつでも売れる状態になります。しかし資産価値の低い物件の場合、購入価格>>>>>売却価格になってしまうので、大損します。
これなら、家を購入するのではなく賃貸で良かった可能性がでてきます。
資産価値の低い物件を新築で購入した場合、築年数の経過とともに急速に家の価値が低下します。頭金を1~2割ほど入れていたとしても、すぐに売却価格<住宅ローンの残債の状態になるので、売るに売れなくなりかねません。
例として物件価格4,000万円の物件を、頭金500万円・住宅ローン3,500万円で購入したとすると、資産価値の低い物件は以下のようになります。

ローン残債が資産価値を上回っている状態では、貯金で繰上返済しないと家を売却して住み替えできません。
資産価値の高い物件を購入することは、非常に重要なのです。
物件種別ごとの資産価値の変化について知りたいという方のために、解説記事を作成しているので、興味のある方は是非そちらもご覧ください。
>>家を買うなら、中古戸建てがおすすめ 7つの理由と不動産の資産価値について解説!
まとめ
家の購入のコツは、後から変えられないものを基準に資産価値の高い物件を選びましょう!
人生何があるかわからないので、売却するときのことも考えて購入するのも大事です。
内装の豪華さや、最新設備を購入の一番の理由にしてはいけません。