本サイトはPRが含まれています。

宅建は難しい!?宅建士試験の合格率が低い理由を、元不動産仲介会社の宅建合格者が解説!

宅建士試験会場

これから宅建士の資格を取得しようと思って合格率を調べると、合格率が15~17%くらいしかなくて驚くと同時に不安になる方も多いと思います。

合格率がそんなに低いなら、ものすごく難しい資格試験なんじゃないか!?と思いがちですが、そんなことはありません。

私は元不動産仲介会社勤務で宅建士の資格を持っています。

私自身、普通の大学をでているレベルですが、独学で普通に合格しています。

また、仕事柄たくさんの宅建に挑戦して受かる人受からない人を見てきた経験から、わかったことがあります。

これらの経験をもとに、宅建の合格率が低い理由を解説します。

スポンサーリンク

宅建士試験の概要

試験の概要を簡単に解説します。

宅建には、大きく分けて5つの試験科目があります。

民法等(14問)、宅建業法(20問)、法令上の制限(8問)、税法(3問)、統計問題(5問)の合計50点満点となっております。

試験はマークシート方式の、四肢択一式

問題形式は正誤問題となっており、簡単なタイプと難しいタイプがあります。

4択で、正しいものまたは誤っているものを一つ選べ、というのが簡単なタイプ

4つ問題文があり、正しいものまたは誤っているものはいくつあるか、というのが難しいタイプです。

受験資格はありませんので、誰でも受験することが可能です。

【最新】令和4年(2022年)10月 宅建士試験の合格点

2022年10月16日に行われた宅建士試験の、合格発表令和4年11月22日火曜日に行われました。

合格点は、36点

合格率は、全国平均で17.0%

でした。

令和3年(2021年)10月実施 宅建士試験の合格率と合格点

宅建士試験の合格率と合格点が公表されましたので、載せておきます。

受験者数 … 209,749人

合格者数 …  37,579人

合格率  …    17.9%

合格点  …     34点

例年に比べて、若干合格率が高い結果となりました。

しかし、合格点が34点なので試験が少し難しかったのかもしれません。

ちなみに受験率が81.7%とのことなので、5人に1人は受験しにこなかったようです。

宅建士試験の過去の合格率・受験者数・合格者数・合格点の推移

過去の推移についても、みていきたいと思います。

下の表は、宅建士試験を行っている㈶不動産適正取引推進機構が公表している、宅建士試験の過去の合申込者数・受験者数・合格者数・合格率・合格基準点の10年分データです。

宅建士試験の過去の合格率の推移
引用: ㈶不動産適正取引推進機構 試験実施概況(過去10年)

合格率は、13.1%~17.9%の範囲で変動しており、平均すると約16%くらいが合格率となります。

受験者数は、令和2年度は前年比で減少しましたが増加傾向にあります。

合格者数は約30,000人~37,500人で推移していましたが、令和3年は10月と12月試験合わせて41,471人が合格しています。

合格点は何点以上なら合格と決まっているわけではなく、31点~38点の範囲で変動しており、受験する年によって7点も差があります。

宅建の合格率が低い理由

宅建の合格率が低い理由は、主に5つあります。

・ 合格者の数を調整している

・ 全然勉強していない人が多い

・ 専門用語が多い

・ 意地悪な問題が多い

・ 出題範囲が広い

合格者の数を調整している

宅建の合格率が低い一番の理由は、合格者数を調整しているからです。

宅建試験について詳しくない方の為に解説しておくと、過去の合格率などのデータで解説した通り、宅建は合格点があらかじめ決まっているのではなく、変動します。

受験者数にもよるのですが、大体合格者が3万人くらいになるように調整されており、受験者の平均点が高い場合は、合格点も高く設定されますし、低い場合は合格点も低くなります

ここ10年くらいでは、合格点は31~38点となっておりますので、かなり幅があることがわかります。

なので、受験者が真面目で優秀な人が多ければ難しくなり、逆に不真面目な人が多ければ上位に入るのが簡単になるので、やさしくなります。

ちなにみ余談ですが、昔は合格点が一定で~点以上取れれば全員合格だったみたいです。

しかし、宅建資格保有者の質の向上、レベルアップを目的として合格点が変化する現在のような合格点が変化し合格率を一定に保つ形式になりました。

これが合格率が低い最大の理由です。

全然勉強していない人が多い

これは私が不動産仲介会社で働いていたときの印象です。

全然勉強していない人が多い!

仲介会社は新卒なら内定~入社するまでの間に宅建を取得するよう言われます。

そこで取得できなかった人や、中途入社の人は入社後に取得するよう言われます。

自主的に受験するような資格の場合、全然勉強していなければどうせ受からないと思って、申込していても受験しない人が多くいますが、宅建の場合は強制的に受験させられている人も多いので、全然勉強していない人でも受験している人が多いと思われます。

不動産系の会社によっては、定期的に社内で宅建に関するテストがあって、きちんと勉強しているかチェックされたり、点数が低いと呼び出されて怒られることもあります。

この社内のテストの状況で、本試験も合格するかしないかは大体わかります。

話しにならない点数を取りますから…

宅建は暗記するだけなのですが、覚えなきゃいけない量がけっこうありますので、一夜漬けのようなやり方では絶対に合格できません。

その他、宅建は学生のときに受験する人よりも、社会人になってから受験する人の方が多いと思います。受験会場に行くと、おじさんやおばさんも普通に見かけます。

社会人ということは、仕事しながら勉強しなければいけませんので、勉強時間を確保するのも難しいですし、仕事で疲れていては勉強するのも難しいということもあると思います。

自分の周りにいた人達を見てきた感覚では、実際に受験しにきた人の中できちんと勉強してきた人は、半分くらいしかいないのではないかと思います。(繰り返しになりますが、あくまで自分の感覚ですw)

上記より、ちゃんと勉強してきた人の実質的な合格率は倍近いのではないかと思います。

専門用語が多い

宅建士の試験では、不動産に関する専門的な知識に加え、民法など法律的な専門的な知識も勉強します。

これらには、専門用語も多く使われるので、不動産業界で働いていない方や、法律について初めて学習する方にとっては、とっつきづらく、理解しづらい部分があると思います。

初めて勉強する方は、専門用語を理解するところから始めなければいけないので、覚えるのにも、テキストを理解するのにも時間がかかります。早めに勉強を始めましょう。

逆にいうと、不動産業界で働いている方や、法学部出身の方などはとっつきやすく、勉強を始める時点で、他の方よりリードしているといっていいでしょう。

意地悪な問題が多い

宅建士試験は、民法・宅建業法・法令上の制限・税法・統計問題などから出題されますが、民法の問題には、こんな状況あるか?と思うような、複雑な状況の問題がよく出題されます

また、『答えが4つあるうちから正解のものを一つ選べ』というような、正解しやすい問題もありますが、『答えが4つあるが、正解のものはいくつあるか?』というような、出題されたことに対して、完璧に理解していないと正解できないような問題も、多く出題されます

なので、中途半端に理解しているような状態では、合格するのは難しいのです。

出題範囲が広い

宅建試験は 民法・宅建業法・法令上の制限・税法・統計問題などが出題範囲になりますが、全体としてけっこうなボリュームがあります。

絶対に無理とは言いませんが、初めて勉強する人が一か月そこらで詰め込める量ではありません。

特に、民法と宅建業法の覚えなければいけないことの量が多いので、資格勉強が習慣化していないと合格するのは難しいです。

当たり前なのですが、勉強していないと受からない資格試験であることを肝に銘じて、試験に挑みましょう。

余談 実際には受験しない人が多数いる

宅建の試験会場に行くとわかりますが、とにかく空席が目立ちます。

試験の申込はしているけど、実際には受験しない人が多いんです。

過去の試験実施概況のデータでもわかりますが、毎年受験者数と申込者数の差が約4万~5万人もあります。申込者の内の20%くらいは受験すらしていません。

実際に自分が試験を受けたときの試験会場では、席が10席あるとしたら1~2席くらいは空席になっていました。

私は宅建士以外の資格試験もいくつか受けた経験がありますが、ダントツで受験しない人が多い印象です。

(独占業務があるし、給料にも影響する人が多いと思うので、私が受けた他の資格なんかよりもはるかに必要性が高い人が多いと思うのですが…)

ただし、宅建士試験の合格率は、申込者ではなく受験者のうちの合格者の割合を表しています。

なので、合格率の平均が15~17%くらいだとしても、申込者全体の内の合格率は、12~13%くらいになります。

まとめ

宅建士試験の合格率は、平均すると16%くらい

合格点は、 過去10年でみると31点~38点の範囲で変動している。

< 宅建の合格率が低い5つの理由 >

・ 合格者の数を調整している

・ 全然勉強していない人が多い

・ 専門用語が多い

・ 意地悪な問題が多い

・ 出題範囲が広い

宅建は合格者数を調整されるので、合格率自体は15~17%くらいと低いですが、殆ど勉強していないような人も多いので、合格率の数値で見るほど難しい試験ではありません。

極端な比較になりますが、医師の国家試験は合格率が90%くらいあります。

宅建の方が合格率だけでみると難しいように感じますが、医師国家資格の方が難しいのは感覚的にご理解頂けると思います。

最低限テキスト1周・過去問2~3周くらいして、過去の試験で必ず出題されている項目を完璧にしておけば、合格は十分可能です。

独学でも十分合格可能な試験ですが、勉強しなければ絶対に合格できません!

とはいえ、できるだけ楽に短い勉強時間で合格したいですよね?

そんな方のために、宅建士試験に合格するコツや、有効な勉強方法について解説している記事もありますので、受験する予定の方は是非ご覧下さい。

>>宅建に受からないならこれを見ろ!合格のコツは、試験の特徴と出る問題を知ること

合格のコツを知って勉強すれば誰でも合格できる資格試験です。合格率だけ見て臆することなく、是非チャレンジしてみて下さい!

宅建を取得して、不動産業界への就職・転職をお考えの方には、以下の記事もオススメです。

>>不動産会社に就職・転職したいなら知っておきたい、不動産業の種類と選び方

>>未経験でも不動産業界へ転職できる?転職に有利な知識や経験、資格を解説

タイトルとURLをコピーしました