窓の多い家のデメリットは寒いだけじゃない!防犯や耐震性など、8つのデメリットと対策方法を紹介

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窓が多い家は、明るく開放的で、見た目もおしゃれなので憧れる方も多いかもしれません。

注文住宅を建てる人は、ついつい予算の許す限り窓を設置しがちです。

しかし、窓には壁に比べて様々なデメリットがありますので、これを読んで後悔しない家づくり、家選びをして頂けたらと思います。

窓の多い家は、断熱性・遮音性・防犯性・気密性・耐震性・プライバシー性が低くなることに加え、家具の配置場所を選ばなければいけなかったり、家を建てる際にはコストが高くなります。

それぞれについてくわしく解説するとともに、対策方法をご紹介します。

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窓の多い家のデメリットは寒いだけじゃない!8つのデメリットと対策方法を紹介

窓は、壁に比べて以下の8つのデメリットがあります。

断熱性が低い

遮音性が低い

防犯性が低い

気密性が低い

耐震性が低い

プライバシー性が低い

家具の設置場所を選ぶ

コストが高い

これだけのデメリットがあるので、

窓が無駄に多い家 = 快適性が低く無駄に高い家になってしまうのです。

窓は多ければいいというわけではないので、必要な場所に、必要な大きさ、必要な特性の窓を、必要な数だけ設置すれば、安全・安心・快適な家を、無駄なコストをかけずに手に入れることができます。

それぞれのデメリットについて、詳しく解説とともに対策方法もご紹介します。

断熱性

壁は外壁材・断熱材・内装仕上材などによって複数の層になっているうえ、厚みもあるが、窓にはそれらが無いため、壁に比べて断熱性が格段に低いです。

窓にはこのような欠点があるので、最近は断熱性の高い複層ガラスや樹脂サッシのものが採用されていることが多くなってきました。しかしこのような高機能な窓は、コストも高くなります。

窓は安いものだと、数ミリのガラス一枚しかないので、非常に熱を通しやすいです。また、サッシもアルミなど熱を通しやすいものだと、断熱性が低いので窓が多ければ多いほど、夏は暑く・冬は寒い家になってしまいます。

また、室内と外の温度差が大きいと結露が発生しやすく、カビの原因にもなります。

対策としては空気層のある断熱シートを窓に貼り付けるか、二重窓(二重サッシ)にすることです。

断熱シートは、コストが安く、貼り付けも窓に水をつけて貼り付けるだけなのでとても楽です。値段の割に断熱効果も高いので安さと手軽さを求める方にはおすすめですが、結露を完全に防ぐことは難しいのが難点です。

二重窓については、サッシ屋さんに頼んで本格的にリフォームする方法もありますが、最近では二重窓を自作できるキットも販売されています。

二重窓は、断熱性だけでなく次に説明する遮音性も格段に高くなりますので、効果を重視する方にはこちらの方がおすすめです。

雪国では、窓が二重窓になっているのが普通です。それくらい断熱性に優れています。

遮音性

遮音性とは、どれだけ音を通さないかという性能のことですが、窓は薄いガラスでできているため振動しやすく、さらに壁に比べると気密性に劣るので、遮音性が低いです。

遮音性が低いと、外の音もよく聞こえますし、逆に家の中の音が外に漏れやすくなりますので、睡眠やプライバシーにも悪影響を及ぼします。

窓の遮音性の高さは、ガラスの厚さ・サッシの気密性・窓の構造に大きく影響されます。

ガラスが厚いほど、サッシの気密性が高いほど、遮音性が高くなります。

また、ガラスは同じ厚さでも、色々な種類があり、

複層ガラス < 単板ガラス < 合わせガラス の順で遮音性が高くなります。

単板ガラスとは、通常の一枚のガラスのことです。

合わせガラスとは、二枚のガラスをくっつけて一枚のガラスにしたもので、もとは防犯ガラスなどとして使用されています。

窓の遮音対策としては、二重窓にするのが効果的です。幹線道路沿いに建つマンションは窓が二重窓になっていることがあります。

逆に言うと、幹線道路や線路の近くなどの物件で二重窓になっていない場合は、全体的にコストカットされた物件の可能性があります。

防犯性

空き巣の侵入経路は、基本的にはドアか窓ですが、警視庁のデータによりますと戸建ての場合、実に約6割は窓からの侵入となっています。

警視庁 令和元年中の住宅対象侵入窃盗の発生状況より引用https://www.keishicho.metro.tokyo.jp/kurashi/higai/akisu/ppiking_house.html

窓から侵入する場合は、ガラスを割って窓の鍵を開け、そこから侵入してきます。

窓の多い家は、それだけ空き巣の侵入経路があると思っていいでしょう。

防犯対策としては、窓ガラスを防犯ガラスにすることです。防犯ガラスは窓にヒビは入っても粉々に割れることはありません。

また、窓に補助錠がついているものも効果的です。

既にある窓への対策としては、ガラスに貼り付ける防犯フィルム、防犯アラーム、防犯ステッカーなどが効果的です。

防犯フィルムは、窓に簡単に貼り付けられて、窓を割ろうとしてもヒビが入るだけになるので、鍵のそばに貼り付ければ窓を割って鍵を開けることができません。

下記商品は、防犯ステッカーもついてますので、安い・簡単・効果あり!でおすすめです。

防犯アラームは、窓を叩いたり、設定解除していないときに窓を開けると大音量で警告音がなります。

アラームの存在自体にも、防犯効果が期待できます。

電池式なので、定期的に電池を交換しなければいけないのが難点ですが、意外と価格も手ごろで取り付けも簡単なので、こちらもおすすめです!

気密性

気密性は、上記の断熱性・遮音性にも大きく影響してきます。

気密性が低いと、外と中の空気が出入りできてしまうので、冷暖房の効果が下がります。特に冬は、窓の周りの温度が下がりますので、結露の原因になりやすいです。

空気が入ってくるということは、外のにおいなども家に入ってきやすくなります。

また、音というのは空気の振動ですので、気密性が低い=遮音性が低いとなってしまいます。

気密性は、窓の構造(種類)によって大分違います。

一番気密性が高いのは、FIX窓です。(FIX窓とは、開かない窓で採光や眺望のみを目的としてつける。)FIX窓は開かないので、当たり前ですが隙間がありません。

上げ下げ窓や、滑り出し窓なども割と気密性が高いです。

引き違い窓やルーバー窓などは気密性が低くなります。しかし引き違い窓では、鍵をかけたときにサッシを引き寄せて気密性を高くしているものもあります。

既にある窓への対策としては、窓のサッシの隙間に貼る隙間テープがおすすめです。

非常に安価で効果的かつ、簡単に取り付けられます。

耐震性

建物は、柱や梁、壁などで全体を支えております。基本的に柱で支えている構造の建物では、問題ありませんが、壁で支えている構造の建物の場合、窓が多いと壁が減るので耐震性が低くなってしまいます。

とは言え、現状建っている建物は、耐震性が問題ないか審査しているので、窓が多い家=耐震基準を満たしていないという訳ではありませんので、ご安心下さい。

耐震基準をクリアしている建物でも、余裕をもってクリアしているのか、ぎりぎりクリアしているのかの違いの話しです。

耐震性のことを考慮するなら、窓の数や配置に気を付けましょう。

プライバシー性

窓が多いと、明るく開放的ですが外からも中の様子が見えてしまいます。くもりガラスなどを採用していても、電気がついていれば室内に人がいるかどうかわかってしまいます。

窓の位置を工夫しないと、隣や向かいの家の窓と位置が被ってしまい、1年中カーテンを閉め切って生活することにもなりかねません。

対策としては、窓をマジックミラーにするフィルムを貼る方法もありますが、大きな窓だと素人がきれいに貼るのは難しい場合もありますし、貼ると多少窓が暗くなることが多いです。

そんな方にはおすすめなのが、マジックミラーカーテンです。

中からは外がよく見え、外からは中が見えないような造りになっています。

夏には断熱効果も期待できます。

家具の配置を選ぶ

家具は通常、壁に寄せて設置することが多いので、壁面が窓だらけの家だと家具の設置場所に困ります。場合によっては、窓を潰すような形で家具を設置することになります。

窓の近くに家具を置くと、遮音性が高まりますが空気の流れが悪くなり結露やカビの原因にもなりやすいです。

ベッドの近くだと、冬には冷気がきて寒いこともあります。

このような事態をさけるには、設計時や購入前に家具の配置を考えておく、窓を多方向に設置しない(二方向より多くすると、窓を潰す可能性が高くなります。)、窓を低い位置に設置しないことが重要です。

コスト

注文住宅を建てる際、窓が多い=建設費が高くなります。

ざっくりした計算になりますが、3LDKの戸建ての場合、リビングダイニングに3~5か所、キッチンに1か所、ふたつのトイレで2か所、風呂、洗面所、廊下、玄関に1か所、3つの洋室それぞれ2か所くらいあるので、全体で20か所くらいはあるのが普通だと思います。

窓の大きさや種類によりますが、ざっくり1か所15万円だとすると、窓だけで300万円になります。

高機能なものや、大きなものをつけるとさらに価格があがりますので、こんなものでは済みません。

注文住宅を建てる際は、適切な窓の数、サイズ、種類をきちんと選ぶのが、コストを抑えるのに重要です。

まとめ

窓には壁に比べて以下の8つのデメリットがあります。

断熱性が低い

遮音性が低い

防犯性が低い

気密性が低い

耐震性が低い

プライバシー性が低い

家具の設置場所を選ぶ

コストが高い

このようなデメリットが多数あるにも関わらず、コストが高いので、

無駄に窓の多い家 = 快適性が低く、無駄に建設費の高い家 になってしまいます。

家を建てる際は、設計士やハウスメーカーに丸投げするのではなく、窓の数・設置場所・種類などをよく考えましょう。

今現在窓のことで悩んでいる方は、色々な対策方法をご紹介したので、是非試してみて下さい!

低コストで簡単に対策できる商品もあります。

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