【東京23区】地価が安い街ランキングTOP30 東京で安く家が買える街はここだ!

東京23区では地価が高騰していますが、安く家が買える街はどこなのか知りたい！という方も多いでしょう。

そんな方のために、令和４年の公示地価・基準地価の情報をもとに東京23区で地価が安い街はどこなのか調査して、ランキングにしました！

マイホーム購入の参考や、単純にどこが安いのか知りたいという方は、是非最後までご覧ください。

東京23区で地価が安い区ランキング

まずはじめに、東京23区の区の中ではどこの区の地価が安いのか？区ごとの住宅地の平均価格（1㎡当たりの価格）を安い順にランキングにした結果が、以下になります。

住宅地の地価が最も安いのは、１位 足立区、２位 葛飾区、３位 江戸川区、４位 練馬区、５位 板橋区となっています。

地価が低い区は、東京の都心部から遠い埼玉県や千葉県との境目にある区です。

逆に地価が高いのは、千代田区・港区・渋谷区など都心部にある区となっています。

都心部へのアクセスの良さが、地価に大きく影響していることがわかります。

東京23区で地価が安い街ランキングTOP30

つづいては、区単位ではなく町丁目単位でどこの街の地価が安いのか？令和４年の公示地価・基準地価の情報をもとに地価が安い場所を調べましたので、ランキング形式でTOP30をご紹介します。

地価は1㎡当たりの価格です。地価が同じ場合は、地価上昇率が低い方を上位にしています。

なお、公示地価・基準地価は近隣の指標となるような標準的な場所の地価を公表しており、全ての町丁目単位で地価の公表は行われておりませんので、ご注意下さい。

以下が、東京23区で地価が安い街ランキングTOP30です。

地価が安い街上位30位には、葛飾区と足立区の街が大半を占めており、練馬区の街が少しランクインしています。

東京23区地価マップ

下の図は、東京23区周辺の地価を色別で表示したものです。

23区では、北東部の葛飾区、足立区や北西部の練馬区の端の地域で地価が安いことがわかります。

その他、江戸川区も比較的地価が安い傾向にあります。

東京23区で地価が安い街に多い特徴

地価が安い街ランキングの上位に入っている街の特徴について解説していきたいと思いますが、その前にこれをご覧の皆さん、このランキングを見て何かお気づきになる点はないでしょうか？

……上位の街には、地名に【水】・【沼】・【堀】・【泉】・【谷】・【浜】・【田】など、水に関する漢字が多く使われています。

実際にどんな場所か確認してみると、ランクインしている多くの街のそばには川があり、自然災害に弱い地域であることが特徴の一つとしてあります。

また、葛飾区も足立区も練馬区も、東京都心部から距離がある23区の端の方にある区ですが、上位にランクインしている街は、そんな区の中でも特に端の方にある街という特徴もあります。

その他、ランキング表には主要駅がどこか記載していますが、どの街も実際には駅からかなり距離があり、駅に近い場所でも徒歩15分、遠いところだと駅から3ｋｍ以上離れていて、非常に交通利便性が低いことも特徴として挙げられます。

東京23区で地価が安い場所の特徴をまとめると、以下になります。

地価が安い場所には、必ず理由があるのです。

東京23区で地価が安い駅

地価が安い街ランキング上位の街の主要駅と路線名をまとめると、以下になります。

地価が安い駅といっても、前述した通り地価が安い街ランキングに入る街は、駅から遠い場所にあるので、駅に近い場所にある物件はそれなりの値段がするかもしれません。

ちょっと面白いと思ったのが、街が23区の端にありすぎて、埼玉県内にある駅が出てきています。

東京23区で地価が最も安い街【葛飾区西水元】ってどんな街？

最後に、東京23区地価が安い街ランキング１位の葛飾区西水元はどんな街なのか？気になったので実際に行って街の様子を見てきました。

まず位置ですが、東京23区の北東部で、葛飾区の一番北に位置します。

北から西にかけて川に囲まれており、北側の川を渡るとすぐ埼玉県八潮市になります。

一番地価が安いくらいなので、どんなひどいところなのかと想像していましたが、確かに自然災害には弱そうな地形をしていますが、町内の区画は綺麗で道路もとても広く整備されており、意外と綺麗な街並みをしています。

街の東側に少し行くと、水元公園というすごく綺麗で大きな公園もあります。

町内は一戸建てが多く建ち並ぶ住宅街ですが、ところどころ農地があり、のどかな風景が広がっています。

意外と住環境は良さそうなので驚きました。

ただし、一番安い西水元３丁目からは最寄り駅の亀有駅または金町駅まで、一番近い場所からでも2.5ｋｍくらいあるので、交通の便はかなり悪いです。

不動産価格については、東京23区で一番安いと言っても、土地が一坪90～100万円くらいします。新築建売一戸建住宅については3,500万円～5,000万円くらいと、かなり割安感のある価格で売られており、3千万円台でも売られている物件も珍しくはありません（2023年現在）。

ここ数年不動産価格が高騰していますが、東京23区内で新築で3千万円台は驚きの値段です！

その他、ここ数年の地価動向についても調べてみました。

地価が一番安いくらいだから、人気がなくて地価も下落傾向にあると思っていましたが、地価は2015年から横ばいまたは緩やかに上昇しており、コロナ禍のときも下落していません。

近隣の不動産業者さんの話しによると、『交通の便は悪いけど、住環境の良さと値ごろ感から安定した需要があり、最近は少し人気が上がっている。』とのことでした。

地価が低いと聞くと悪いイメージを持つ方も多いかもしれませんが、23区で一番不動産価格が安い街は、穴場な街として密かに人気を集めているようです。

まとめ

東京23区で地価が安い区は、１位 足立区、２位 葛飾区、３位 江戸川区、４位 練馬区、５位 板橋区

東京23区で地価が安い街TOP5は以下になります。

地価が安い街の特徴

今回の調査結果でわかるように、地価は交通利便性のや災害に強いかどうかで大きく変わります。

東京23区でどこの街が災害に強い街なのか興味のある方は、以下の記事がおすすめです。

＞ハザードマップで見る、東京２３区災害に強い安全な街ランキング

また、今回は地価が安い街についてご紹介しましたが、地価が高い場所や高級住宅街について解説している記事もありますので、興味のある方はご覧ください。

＞【東京２３区不動産 資産価値ランキング】マンション・戸建ての資産価値が落ちない街はここだ！

＞【東京都】高級住宅街ランキングTOP100