
不動産担保ローンを利用しようと申込したけど、市街化調整区域にある物件は対応できないと言われた。
市街化調整区域にある物件でもお金が借りられる不動産担保ローン会社が知りたい!
そんな方のために、市街化調整区域にある物件でも担保にできる不動産担保ローン会社を調査しました。
今回ご紹介する不動産担保ローン会社であれば、市街化調整区域が理由で審査に落とされてしまうことはありません。
市街化調整区域でもお金が借りられる不動産担保ローン会社4社
それでは早速、市街化調整区域にある物件でも担保にできる不動産担保ローン会社をご紹介いたします。
以下の不動産担保ローン会社が、市街化調整区域にある物件でも対応可能です。
それぞれ詳しくご紹介します。
トラストホールディングス

1社目は、東京都千代田区にある不動産担保ローン会社【トラストホールディングス】です。
平成21年創業の会社で、当たり前ですが貸金業の登録もちゃんとしていますので安心して利用できます(東京都知事(5)第31275号)。
こちらの会社の特徴は、銀行や大手不動産担保ローン会社では断られる可能性の高い市街化調整区域にある物件の他、共有持分のみ・借地権・底地権・・再建不可物件等でも担保にすることが可能で、取扱い可能な不動産の範囲は業界トップクラスです。
また、二番抵当、三番抵当など、担保にしようとしている不動産が、既に他の借り入れの担保になっていても(抵当権がついている状態)、借りられる可能性があります(※担保余力によります)。
資金使途は問わないため、法人だけでなく、個人向けのプランもあります。
対応エリアは日本全国で、地方でも出張申込可能ですので、担保余力や物件種別の関係で銀行や大手不動産担保ローン会社に断られたという方でも、借りることができるかもしれません。
23年9月現在、金利は3.45~7.45%とかなりリーズナブルで、最長30年返済が可能です。
公式サイトはコチラ ⇒ 【トラストホールディングス】
トラストホールディングスがどんな会社か気になる方は、口コミや会社情報を調べた記事もありますので、そちらをご覧ください。
>不動産担保ローン会社トラストホールディングスのの口コミや会社情報を調査しました!
つばさコーポレーション

2社目は、東京都渋谷区にある不動産担保ローン会社【 つばさコーポレーション 】です。
平成21年創業の不動産担保ローン会社です(登録番号 東京都知事(5)第31325号)。
担保可能なものは市街化調整区域にある物件の他、一戸建て、マンション、土地、収益物件、別荘、借地権、底地、共有持分、再建築不可物件など多岐に渡ります。
対応エリアは全国で、法人だけでなく、資金使途が自由な個人向けプランもあります。
通常の不動産担保ローンだけでなく、住宅ローンや投資用物件を購入するためのローンも行っています。
債務整理中や税金の滞納あり、既に自宅の競売手続きが進んでいると言った方にも融資実績がありますので、家計や法人の資金繰りが厳しい状態の方におすすめです。
23年9月現在、金利は4.00~15.00%とかなり幅があり、最長30年返済が可能です。
公式サイトはコチラ ⇒ 【 つばさコーポレーション 】
日宝

3社目は、東京都渋谷区にある不動産担保ローン会社【 日宝 】です。
創業33年、業界でも老舗の不動産担保ローン会社です(登録番号 東京都知事(13)第04793号、日本貸金業協会会員番号 第000978号)。
日宝も、一戸建て、マンション、土地、収益物件などの他に、別荘、 借地権、底地、共有持分、調整区域、再建築不可物件など、銀行や大手不動産担保ローン会社では断られることが多い物件を担保にお金を借りることができます。
対応エリアは全国で、迅速な対応をウリにしています。
資金使途が自由で、法人だけでなく個人向けにも融資を行っています。
銀行や他の不動産担保ローン会社で「その物件は対象外です!」と言われてしまった方は、日宝なら借りられる可能性があります。
23年9月現在、金利はプランによって異なりますが4.00~18.00%とかなり幅があり、最長30年返済が可能です。
公式サイトはコチラ ⇒ 【 日宝 】
マテリアライズ

4社目は、東京都千代田区にある不動産担保ローン会社【 マテリアライズ 】です。
平成28年創業の比較的新しい不動産担保ローン会社です(登録番号 東京都知事(2)第31620号、日本貸金業協会会員番号 第005966号)。
ホームページに調整区域OKとしっかり明記されており、他社が断る物件でも多数融資の実績あります。
全国対応可能で、地方のお客様でも現地で申込み、契約可能です。
その他、最短翌日融資も行っており、申込から融資までのスピードが速いこともウリの一つです。
資金使途が自由で、法人だけでなく個人向けにも融資を行っています。
不動産担保ローン会社の中でも、特に借りやすい会社だと思います。
23年9月現在、金利は5.00~15.00%で、最長20年返済が可能です。
公式サイトはコチラ ⇒ 【 マテリアライズ 】
不動産担保ローンで市街化調整区域の物件を担保にお金を借りる時の注意点
今回ご紹介した4社は、担保にする物件が市街化調整区域にあるということだけで申込を断られることはありませんが、絶対借りられるという訳ではありませんので注意が必要です。
一言に市街化調整区域といっても様々な物件がありますので、市街化調整区域にある物件を担保にするとき、知っておいた方がいい注意点をいくつかご紹介します。
市街化調整区域の物件は不動産評価額が低い
市街化調整区域にある物件は、利便性が低い地域にあったり、建て替えしたり売買するのに許可が必要だったり、建て替えできても建物の用途や大きさに制限があったり、最悪の場合は建て替えができない再建築不可だったりと、市街化区域にある一般の物件に比べて何かと不便だったり制限がありますので、基本的に不動産評価額が低くなります。
不動産担保ローンで借りられる金額は、担保にする不動産にどれくらい価値があるかが一番重要ですので、調整区域にある物件を担保にする場合は、お金を借りることができても低い金額なってしまうことがあります。
また、担保評価額が低いので、担保にする不動産に他の借金が残っている(抵当権がある)と追加で借りるのが難しい場合もあります。
>不動産担保ローンでは家や土地を担保にいくら借りられる?借入可能額について解説します!
市街化調整区域にある物件でもお金を借りやすい物件と借りづらい物件がある
市街化調整区域にある物件は、用途や大きさなどの制限はあるものの、許可を得れば建て替え可能なものと、基本的に建物を建てることができない(建て替えできない)物件があります。
不動産担保ローンでお金を借りられる可能性が高いのは、前者の建て替え可能な物件です。
市街化調整区域は基本的に建物を建てることはできませんが、50戸連たん制度・線引き前住宅・農家の分家住宅などでは、例外的に建て替えが可能となっております。
各制度については解説すると話しが長くなってしまうので、ここでは置いておきますが、市街化調整区域内であっても建て替えや新築可能かどうかは、物件所在地の役所に行くと確認できます。
自分で確認することもできますが、不動産担保ローン会社は審査の際に役所に行って確認してくれますので、不動産担保ローン会社に任せておけばいいと思います。
ここで、建て替え不可能な物件だった場合、先ほどご紹介した不動産担保ローン会社会社であっても、融資を受けるのが難しい場合があります。
ただし、最終的に市街化調整区域の物件を担保にお金をを貸すかどうかは、申込をして審査してもらわないとわかりませんので、自分でどうせダメだろう…と判断せずに、取り合えず申込してみることをおすすめします。
不動産担保ローン会社に審査してもらうのは、お金はかかりません。
市街化調整区域でも不動産担保ローンを貸してくれる銀行
不動産担保ローンを借りる時、知名度があって安心して利用でき、金利も低い銀行で借りたいと思う人も多いでしょう。
しかし、銀行の不動産担保ローンの審査は厳しい傾向にあり、市街化調整区域にある物件のような特殊な物件は担保にできない場合が多いです。
銀行は不動産を担保に取ると言っても、ちゃんとお金を返してもらえる前提で審査し、万一の際も担保にした不動産を売却すれば絶対に貸したお金を回収できるようでなければ、お金を貸してくれません。
市街化調整区域の物件は、万一の際に売却するのが市街化区域の物件と比べると難しく、いくらで売却できるかも読みづらいため、担保にしたくないのです。
不動産担保ローンでお金を借りるコツ
最後に、不動産担保ローンで上手にお金を借りるコツをご紹介して終わりたいと思います。
以下が、不動産担保ローンでお金を借りるコツです。
・担保にする物件に合った不動産担保ローン会社に申込する
・複数の不動産担保ローン会社に同時に申込する
担保にする物件に合った不動産担保ローン会社に申込する
市街化調整区域の物件のように特殊な物件は、担保にしてくれない銀行、不動産担保ローン会社が多いのが実情ですので、こういった不動産でも取り扱い可能な不動産担保ローン会社を探して、申込する必要があります。
やみくもに何社もの金融機関に対して申込しても無駄です。
必ず担保にする物件に合った不動産担保ローン会社に申込しましょう。
複数の不動産担保ローン会社に同時に申込する
不動産担保ローンでは、物件や借りる人の信用力などを審査され、結果として審査に通らないこともよくあります。
特に市街化調整区域の物件のように、担保にするのが難しい物件の場合は、審査に通りづらくなってしまいます。
1社に申し込んで審査が通らず、また1社に申し込んで…とやっていると、時間だけものすごくかかってしまいます。
不動産担保ローンの審査は仮審査だと早いところで1日ですが、本審査も入れると早くても申込から3日、遅いと2週間くらいかかるところもあります。
調整区域のように少し特殊な物件は、役所にて詳細な調査を要するため、普通の物件に比べると審査期間が長くなることが多いです。
また、不動産担保ローン会社によって金利や貸してくれる金額、手数料の有無などに違いがありますので、同時に複数の会社に審査を申し込んで、一番条件のいい会社と契約するのが賢い方法です。
まとめ
市街化調整区域でもお金が借りられる不動産担保ローン会社4社
不動産担保ローン会社によって金利や貸してくれる金額、手数料の有無などに違いがありますので、同時に複数の会社に審査を申し込んで、一番条件のいい会社と契約するのが賢い方法です。