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ハウスメーカー営業の仕事内容 求められる知識、資格について解説

ハウスメーカーへの就職・転職を考えているけど、自分にできるか不安……

住宅メーカーの営業は、どんな仕事内容なのかよくわからない。

就職・転職するにあたって、有利な知識や経験、資格などがあれば知りたい!

そんな方のために、ハウスメーカーの仕事内容、求められるスキルや資格などについて解説します。

これを見れば、ハウスメーカーの仕事の流れ、業界動向などがわかります。

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ハウスメーカー営業の仕事内容

ハウスメーカーは、マイホームを建てたい人のために家を建てる事業を行っています。

一般的にマイホームを所有するには2パターンあり、1つ目はどこかの不動産会社が建てた家を購入する方法で、このような住宅は【建売住宅】と呼びます。

もう1つのパターンは、自分で土地を買ったり、もともと所有していた土地に家を建てる方法です。こちらは【注文住宅】と呼びます。

ハウスメーカーの営業マンは、家を建てたい人に、自社で注文住宅を建ててもらうよう営業するのが仕事です。

不動産業に分類されますが建設業との中間的な存在ですので、不動産だけでなく建築の知識も求められます。

マイホームはほとんどの人にとって人生で一番大きい買い物ですので、動く金額も大きく、責任重大ですが契約を取った時の喜びも大きなものです。

仕事内容と流れは以下のようになります。

1,家を建てたい人を探す

2,間取り図や見積書を作成

3,住宅ローン審査のお手伝い

4,工事請負契約を結ぶ

5,細かい建物や内装、設備の打ち合わせ

6,家の建築

7,完成引き渡し

この流れを、何度も沢山の人に対して行うのが、大まかな仕事内容になります。

それぞれ解説します。

1,家を建てたい人を探す

ハウスメーカーの営業マンの仕事は、家を建てたい人を探すことから始まります。

家を建てたい人を探す(集客)方法は、主に2つあります。

・住宅展示場のモデルハウスに来た人にアプローチする

・ハウスメーカーの一括資料請求サイトや自社ホームページなどで、資料請求した人にアプローチする

それぞれ解説します。

住宅展示場のモデルハウスに来た人にアプローチする

住宅展示場とは、広い敷地に沢山のハウスメーカーのモデルハウスが建ち並んでいて、家を建てたい人が実際に見たり話を聞いて、注文住宅の情報を集める場所です。

自社のモデルハウスに興味持って見に来てくれた人に、自社の特徴などを説明しながら、注文住宅の建築予定などの話しをヒヤリングします。

ハウスメーカーの一括資料請求サイトや自社ホームページなどで、資料請求した人にアプローチする

ハウスメーカーのホームページに資料請求や問い合わせがあったり、最近では複数のハウスメーカーに一括で資料請求できるサービスがあるので、そういったところから資料請求をしたお客さんに、電話やメールで連絡を取ったり、直接お家に訪問してアプローチします。

2,間取り図や見積書を作成

アプローチしていたお客さんの中で、実際に家を建てようとしている人がいたら、家の間取り図や見積書を作成して提出します。

このとき、既に土地を持っている人の場合はその土地の場所を教えてもらい、現地に行って土地の境界や高低差などを確認したり、役所に行ってどんな建築制限があるか調べたうえで、その土地に合ったプランを作成します。

土地を新たに購入して家を建てる人には、土地探しのお手伝いをすることもあります。

間取り図の作成については、営業マンが作成する場合もありますし、社内にいる建築士が作成する場合もあり、これは会社によって異なります。

また、設備や内装、建材などをこの時点で打ち合わせを繰り返して詳細に決める場合もあれば、標準的な仕様のもので概算の見積書を作成し、契約後に詳細を詰めて変更する場合もあり、これも会社によって異なります。

後々のトラブルなども考えたら、契約前に細かい仕様や建築費を決めた方がいいのは間違いないのですが、会社によってはとりあえず契約優先で自社で囲い込んで売上をあげる戦略をとっている会社もあります。

3,住宅ローン審査のお手伝い

間取りや設備などが決まって見積書の金額に合意したら、住宅ローンを利用するお客さんは銀行に仮審査を申し込みます。

実際に建築できるかわからない人と契約をしても、無駄足になる可能性があるからです。

住宅ローンは、購入希望者の方が自分で銀行に審査をお願いすることもありますが、ハウスメーカーが間に入ってお手伝いすることが多いです。

購入希望者にとっては楽ですし、ハウスメーカーにとっては住宅ローン審査の進行状況や結果がわかった方が仕事が進めやすいからです。

4,建築工事請負契約を結ぶ

建築工事請負契約書

お客さんが住宅ローンの仮審査に通ったら、家の建築工事請負契約書を結びます。

この時、お客さんから契約金を頂きます。

契約金の金額はハウスメーカーによって異なり、工事代金の数%としている会社や、一律100万円などにしている会社もあります。

お客さんがあまり頭金を用意できない場合は、もっと少ないこともあります。

5,細かい建物や内装、設備の打ち合わせ

建築工事請負契約を締結した際に、ある程度設備や建材などの仕様は決まっていますが、色や外構などもっと細かい部分をお客さんと打合せして消えていきます。

このとき、最初に契約した内容と仕様や建築費が変わってくる部分があるので、変更契約を結びます。

ほぼ金額が確定した段階で、お客さんは住宅ローンの本審査を行いますので、それのサポートも行います。

6,家の建築

家の建築現場

家の細かい仕様や設備、金額が決まって、住宅ローンの本審査も通ったら、家の建築がスタートします。

建築中はそれほどやることは多くないですが、建築中であってもお客さんから細かい部分の工事変更の依頼を受けることがあります。

また、工事中は進捗具合を確認しつつお客さんに報告したりもします。

その他、工事の進捗具合によって、着工時・上棟時・完成時に分けて工事代金を払ってもらいます。

7,完成引き渡し

建物が完成したら、残りの建築代金を受け取って、晴れて引き渡しとなります。

引き渡し前には、建物の仕上がりや傷・汚れなどがないかお客さん立会の元、一緒に確認します。

その他、引き渡し後の点検などのアフターフォローなどもありますが、基本的な仕事の流れは以上です。

実際には複数のお客さんの案件を同時に進めながら、新しいお客さんを見つける営業活動もしなければなりません。

ハウスメーカー営業の仕事のやりがい・働きがい

ハウスメーカーの営業は、一つのご家族と比較的長く関わり、また家というそのご家族の人生に大きく関わるものを一緒に作りあげていくのが仕事です。

大変な仕事ではありますが、完成引き渡しとなって喜んでいるお客様の姿と見たとき、お客様から感謝の言葉をかけてもらうことは、非常にやりがいを感じられます。

また、基本的に給料に対して歩合の割合が多いので、頑張った分給料も増える傾向にあります。

ハウスメーカー営業のきつい・大変なところ

ハウスメーカーの営業職できつい・大変なところとしては、以下のようなことがあげられます。

一般のお客様を相手にするので、お客様が仕事が終わった夜や土日などにやり取りすることも多く、長時間労働になったり休みが取れないことがある。

休日もお客様からメールや電話がきて対応する必要があり、プライベートとの両立が難しい。

営業ノルマがきつく、営業成績が悪いと給料が少ない。

住宅展示場に来店したお客様にアプローチして、契約にこぎつけるのが一般的ですが、場所や時期によっては来店が少なく、過去に来場したお客様へテレアポしたり、飛び込み営業することもある。

ハウスメーカーの営業に求められる知識

建築の知識

家を建てる時には、様々な法律が関係しています。

代表的なものには、建築基準法や都市計画法、道路法などです。

都市部では土地によって色々な建築制限があり、建てられる建物の大きさや高さなどが決まっていますので、どんな建物を建てることができるのか知るためにも、このような法律の知識が必要になります。

その他、建物の構造や特徴、住宅設備などの知識も学ぶ必要があります。

不動産の知識

ハウスメーカーの営業は、家を建ててもらう以外に、家を建てる土地の購入をお手伝いすることもありますので、不動産の知識も必要になります。

金融の知識

家を買う時、ほとんどの人が住宅ローンを利用します。なので、ローンや金利などについて詳しくなる必要があります。

ローンの審査が通るかどうかは、最終的には物件や借りる人の属性によるのですが、銀行によってお金を貸すかどうかの判断は異なります。

審査の通る銀行を見つけるのも、営業マンの腕の見せ所です。

また、金利も銀行によってことなりますので、どこの銀行だったら審査が通るのか?金利が低い銀行はどこなのか?知っている必要があります。

税金の知識

不動産に関わる税金としては、以下のものがあげられます。

・買ったとき、建てたときにかかる税金 … 不動産取得税

・所有しているときにかかる税金    … 固定資産税、都市計画税

・登記するときにかかる税金      … 登録免許税

・貸したり売ったときにかかる税金   … 所得税

また、住宅ローン減税など、これらに対する減税制度なども沢山あり動く金額も大きいので、税金の知識は非常に重要となります。

ハウスメーカーで働くときに役立つ資格

ハウスメーカーで働くときに役立つ資格は以下のようなものがあります。

・宅地建物取引士

・建築士

・住宅ローンアドバイザー

・ファイナンシャルプランナー(FP)

・インテリアコーディネーター

それぞれ簡単に解説します。

宅地建物取引士

宅地建物取引士は、不動産の売買契約前に行う重要事項説明や、重要事項説明書への記名・押印、売買契約書への記名・押印という独占業務がある他、宅建免許のある業者は事務所の5人に1人、専任の宅建士を配置しなければなりません。

ハウスメーカーの営業マンには、必ず必要な資格というわけではありませんが、宅建士は不動産・建築・税金などに関する知識をある程度持っている証拠になるものですし、宅建士の資格を持っていると、ほとんどの不動産会社で給料に上乗せされて、資格手当を貰うことができます。

不動産業界で働いているなら、取得しておいて損はない資格です。

>>宅建は難しい!?宅建士試験の合格率が低い理由を、元不動産仲介会社の宅建合格者が解説!

>>宅建に受からないならこれを見ろ!合格のコツは、試験の特徴と出る問題を知ること

建築士

建築士は、一定規模以上の建築物の設計・工事監理を行う際に必要になる国家資格です。

建築基準法などの建築に関わる法律や、建物や設備に関すること、設計など建築に関するプロです。

ハウスメーカーの営業マンは、営業と言えども建築に詳しくなくてはならないですし、会社によっては間取り図の設計などを営業がある程度行う必要があったりしますので、建築士の資格があれば大いに役立ちます。

ただ、建築士の資格を持っている場合、ハウスメーカーに就職すると営業ではなく設計や、現場管理などの仕事を任されるかもしれません。

住宅ローンアドバイザー

住宅ローンアドバイザーとは、住宅ローンに関する深い知識を有し、住宅ローンを借りる人にアドバイスをする民間資格です。

最低限の知識をある程度持っているという証明にもなりますので、就職・転職の際にも有利になります。

その他の資格で言うと、ファイナンシャルプランナー(FP)や、住宅ローンアドバイザーなどの資格があると、実務でも役立つと思います。

ハウスメーカー業界の動向

ハウスメーカー業界の動向を見ていきたいと思います。

新築住宅の着工数の推移

下の図は、国土交通省が公表している新設住宅着工戸数の推移(総戸数、持家系・借家系別)を表したグラフです。

新設住宅着工戸数の推移(総戸数、持家系・借家系別)
出典:住宅着工統計(国土交通省)

ハウスメーカーに大きく関係しているのが、持家系と書かれているグラフの推移ですが、徐々にではありますが着工数は減少している傾向にあります

持家系はピークの平成18年には約74万戸ありましたが、令和2年は約50万戸と3割近くも減少しています。

人口が減少傾向にある日本では、今後も数十年は大きく増加することない可能性が高いです。

ハウスメーカー業界の主な企業

ハウスメーカーは上場している大手から、地元の中小企業まで様々な会社がありますが、有名な大手の会社をご紹介します。

ハウスメーカー業界の主な企業

大和ハウス工業

鉄骨造主体だが、木造も取り扱う。

積水ハウス

注文住宅で日本トップクラスのシェア

住友林業

木造の高級住宅メーカー。

・積水化学工業(セキスイハイム)

三菱地所ホーム

大手不動産デベロッパー三菱地所のグループ会社。自由設計と全館空調がウリ。

住友不動産

大手不動産デベロッパーのひとつ。デザインと長期保証が特徴。

パナソニックホームズ(旧パナホーム)

トヨタ自動車とパナソニックが共同して設立した会社プライム ライフ テクノロジーズの子会社。鉄骨造が特徴。

旭化成ホームズ(へーベルハウス)

旭化成のグループ会社。重量鉄骨造が得意。

三井ホーム

大手総合不動産会社三井不動産のグループ会社。木造の高級住宅メーカー。

ミサワホーム

トヨタ自動車とパナソニックが共同して設立した会社プライム ライフ テクノロジーズの子会社

一条工務店

年間注文住宅受注実績で世界一のギネス記録を持つ、木造の住宅メーカー。

タマホーム

福岡県発祥のローコストをウリにした住宅メーカー。

トヨタホーム

トヨタ自動車とパナソニックが共同して設立した会社プライム ライフ テクノロジーズの子会社

アキュラホーム

埼玉県発祥の木造ハウスメーカー。設計の自由度がウリ。

ヤマダホームズ

ヤマダ電機でお馴染みのヤマダホールディングスのグループ会社。

スウェーデンハウス

北欧風の家が特徴

大成建設ハウジング(パルコン)

4大ゼネコンの一つ、大成建設の子会社。工場で製造したコンクリートパネルと組み立ててつくる、鉄筋コンクリート造の家が特徴

それぞれ家を作る際に使う建材や構造、工法などが異なり、ご覧の通り、ハウスメーカーも大手だけでも沢山の会社があります。

家の構造や工法については、以下の記事で解説しています。

>>家の構造にはどんな種類があって何がおすすめ?木造・鉄骨造・RC造の違いや特徴を解説

ハウスメーカーへは、未経験でも転職できる?

未経験者であっても、十分転職は可能です。

ハウスメーカーは、不動産業界の中でも未経験者や20代など若い方でなくても採用募集している企業が多いです。

業界未経験から不動産業界へチャレンジする方のために、未経験でも応募可能な求人情報が多数掲載されている転職サイトをご紹介している記事もありますので、興味のある方はご覧ください。

>>未経験で不動産業に転職したい方におすすめの求人サイトをご紹介します!

ハウスメーカーの平均年収

給料

不動産業界の平均年収は、転職サイトdodaが公表しているデータによると以下の通りです。

・ディベロッパー     … 469万円

・土地活用        … 431万円

・住宅(ハウスメーカー) … 427万円

・不動産管理       … 413万円

・不動産仲介       … 392万円

このデータによると、ハウスメーカーの平均年収は427万円になっていますが、営業成績によってはもっと高い収入を得ることも可能性です。

また、会社によっても勿論給与水準は異なります。

不動産業界の給料が高いのはなぜ?高い理由を解説します!

まとめ

ハウスメーカーの営業マンは、家を建てたい人に、自社で注文住宅を建ててもらうよう営業するのが仕事です。

家を建てたい人を探し、建築・完成引き渡しするまでは長期間に及び、大きな金額の商品を扱うので責任も重大ですが、その分やりがいも大きなものです。

必要な知識は、不動産のこと以外に、建築・金融・税金などの知識が求められます。

建築関係の仕事をしていた人は転職に有利ですが、ハウスメーカー業界未経験の方でも積極的に採用している業種の一つです。

>>未経験で不動産業に転職したい方におすすめの求人サイトをご紹介します!

他の不動産関係の仕事内容などについて解説している記事もありますので、興味のある方はご覧下さい。

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