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川崎市【住宅地】地価上昇率ランキング2023 資産価値が上がる街はここだ!

川崎市の南武線沿線の街並み

2023年の公示地価が公表されましたので、川崎市の地価上昇率が高い場所をランキング形式でお届けします!

国土交通省が公表した令和5年公示地価のデータを分析して、全体的な動向と、地価上昇率が高い場所を調査しました。

世界的にインフレが進み、全国的に地価が上昇している中、川崎市で地価が上昇している場所はどこなのか?その理由と、共通している特徴もわかります。

これから川崎市にマイホームを購入しようとしていて資産価値を気にする方、売却しようと思っている方、不動産投資家の方や、不動産業界の方などに役立つ情報となっておりますので、是非ご覧ください。

※なお、公示地価は標準的な代表地点の地価を示しており、全ての町丁目の地価を公表しているわけではありません。

また、公示地価は毎年1月1日時点の価格となっております。

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川崎市の【住宅地】地価動向(2023)

2023年の川崎市の住宅地の地価は、平均価格が280,400円(1㎡当たり)となり、前年比1.7%上昇しました。(昨年は0.6%上昇)

過去から現在まで(2000~2023年)までの川崎市の住宅地平均地価と変動率の推移は、以下の通りです。

川崎市の地価と地価変動率の推移(2000~2023年)

川崎市の【住宅地】平均地価の推移

川崎市の地価は2006年に228,300円で底を打ち、現在は280,400円と2000年以降で最も高い地価となっています。

川崎市の【住宅地】平均地価の推移(グラフ)

川崎市の【住宅地】地価変動率の推移

川崎市の地価変動率は2013年からは、コロナ禍の影響で2021年に横ばいになった以外は、連続でゆったりと上昇してきました。

直近の上昇率は1.7%と、例年に比べて高くなっているものの、他の都市に比べると緩やかな上昇にとどまっています。

川崎市の【住宅地】地価変動率の推移

川崎市の区別【住宅地】平均地価と平均変動率(2023年)

2023年の川崎市の、区別【住宅地】平均変動率と平均地価は以下通りです。

・中原区  +2.8%(415,700円)

・高津区  +2.3%(312,800円)

・幸区   +2.2%(329,500円)

・川崎区  +2.2%(292,200円)

・多摩区  +1.3%(242,500円)

・宮前区  +1.1%(256,000円)

・麻生区  +1.1%(207,000円)

地価変動率が最も高いのは中原区、次いで高津区、幸区・川崎区と続きます。

逆に地価変動率が低いのは麻生区・宮前区、次いで多摩区です。北西部の丘陵地にある区の方が地価上昇率が低い傾向にあります。

地価が最も高いのは中原区、次いで幸区、高津区と続きます。逆に地価が低いのは麻生区、次いで多摩区、宮前区と続きます。

こちらも北西部の丘陵地にある区の方が地価が低い傾向にあります。

川崎市では、全ての区で前年に比べて地価が大きく上昇しており、特に中央から南東部の区で地価上昇率が高くなっています

2023年 川崎市【住宅地】地価上昇率ランキング TOP10

それでは、2023年に川崎市の中で地価上昇率が高かった場所TOP10を、ランキング形式でご紹介します。

変動率が同じ場合は、地価が高い方を上位としています。

1位、6.9% 高津区久本3丁目

2位、5.9% 中原区小杉町2丁目

3位、4.5% 麻生区上麻生2丁目

4位、4.3% 宮前区土橋4丁目

5位、4.1% 中原区下小田中2丁目

6位、4.1% 高津区末長4丁目

7位、3.8% 多摩区宿河原2丁目

8位、3.8% 幸区下平間

9位、3.7% 幸区幸町2丁目

10位、3.7% 高津区久本2丁目

トップ10には、全ての区の街がランクインしています。

ランクインした街がどんな街なのか?地価上昇理由とともに解説します。

1位、高津区久本3丁目

川崎市高津区久本3丁目の街並み

地価上昇率 +6.9%

2023年地価(㎡/円) 556,000円(2022年地価 520,000円)

地価上昇率1位は高津区久本3丁目です。JR南部線【武蔵溝ノ口駅】・東急田園都市線【溝の口駅】の南東に位置します。

中高層マンションや、オフィスビルなどが建ち並ぶ住宅街です。

平坦な地形で溝の口駅徒歩圏のため利便性が高く、町内には緑も多い良好な住環境の街です。

< 地価が上がった理由 >

溝の口駅は東京都心部と川崎駅両方のアクセスが良く、駅前も商業地として栄えているため、利便性が高く人気があります。

また、川崎市のマンション販売は好調で、利便性の良い場所のマンション用地は希少性が高いため、地価が大きく上昇しています。

2位、中原区小杉町2丁目

川崎市中原区小杉町2丁目の街並み

地価上昇率 +5.9%

2023年地価(㎡/円) 733,000円(2022年地価 692,000円)

地価上昇率2位は中原区小杉町2丁目です。JR各線や東急東横線・目黒線などが通る【武蔵小杉駅】の北西に位置します。

マンションや一戸建て、事務所などが建ち並ぶ住宅地です。

神奈川県でもトップクラスの交通利便性を誇る武蔵小杉駅徒歩圏にあり、非常に利便性の高い街です。

< 地価が上がった理由 >

武蔵小杉駅周辺では、20年程前から大規模な再開発が行われてきましたが、小杉町2丁目のある駅北側では、現在も再開発が行われており、住環境や利便性の向上が期待できることから、地価が大きく上昇しています。

学校法人日本医科大学武蔵小杉キャンパス再開発計画の概要
出典:川崎市 学校法人日本医科大学武蔵小杉キャンパス再開発計画の概要

令和7年度に完成予定で、住宅や高齢者向け福祉サービス施設、保育所、商業施設などが入る複合施設型タワーマンションや、病院、公園、教育施設などが新たに建てられる予定です。

3位、麻生区上麻生2丁目

川崎市麻生区上麻生2丁目の街並み

地価上昇率 +4.5%

2023年地価(㎡/円) 345,000円(2022年地価 330,000円)

地価上昇率3位は麻生区上麻生2丁目です。小田急線【新百合ヶ丘駅】の南東側に位置します。

中規模の一戸建てが区画整然と建ち並ぶ、高級住宅街です。

高台にあるため災害に強く、緑の多い良好な住環境、川崎市北西部の副都心である新百合ヶ丘駅徒歩圏で、交通・生活利便性の高さを合わせ持つ街です。

< 地価が上がった理由 >

以前から利便性や住環境がいい人気の街ではあるものの、最低敷地面積の規制が厳しくて総額が張るため、あまり地価上昇率は高くありませんでしたが、今年は大幅に上昇しています。

地価上昇理由としては、コロナ禍以降テレワークの普及から郊外の広くて住環境のいい住宅地の人気が上がったことや、かなり先になりますが横浜市営地下鉄ブルーラインがあざみ野駅から新百合ヶ丘駅まで延伸することが決まって(令和12年開業目標)おり、交通利便性の向上が期待されていることなどが考えられます。

横浜市営地下鉄ブルーライン延伸概略ルート・駅位置図
出典:横浜市 横浜市営地下鉄ブルーラインの延伸「あざみ野~新百合ヶ丘」概略ルート・駅位置が決定しました!

新百合ヶ丘はもともと東京都心部へのアクセスは良好ですが、横浜市や川崎市中心部へのアクセスがあまり良くないことが難点でした。

しかし、ブルーライン延伸により、東京だけでなく横浜駅方面へのアクセスも良くなるため、開業が近づくに連れて、地価上昇が加速する可能性があります。

4位、宮前区土橋4丁目

川崎市宮前区土橋4丁目の街並み

地価上昇率 +4.3%

2023年地価(㎡/円) 438,000円(2022年地価 420,000円)

地価上昇率4位は宮前区土橋4丁目です。東急田園都市線【鷺沼駅】の北側に位置します。

中低層マンションが多く建ち並ぶ住宅街です。

町内は道路が広く整備され、緑の多い良好な住環境の街並みをしています。

< 地価が上がった理由 >

周辺地域は住環境や高級感のあるマンション需要が根強く、新築、中古ともに高止まりしている状況ですが、住宅地として人気が高い田園都市線駅徒歩圏のマンション適地は供給が限られており、希少性が高いことから地価が上昇しています。

5位、中原区下小田中2丁目

川崎市中原区下小田中2丁目の街並み

地価上昇率 +4.1%

2023年地価(㎡/円) 453,000円(2022年地価 435,000円)

地価上昇率5位は中原区下小田中2丁目です。JR南武線【武蔵中原駅】の北側に位置します。

戸建てやアパート、中低層マンションなどが混在する住宅地です。

最寄駅に近く、交通利便性の高い街です。

< 地価が上がった理由 >

住宅地として従来から人気が高い中原区内では、特に駅近物件の需要は底堅く、武蔵中原駅徒歩圏の利便性の高さと、希少性から地価が上昇しています。

また、下小田中では土地の細分化も可能であることから、エンドユーザーだけでなく、建売不動産業者などにも需要がある地域です。

6位、高津区末長4丁目

川崎市高津区末長4丁目の街並み

地価上昇率 +4.1%

2023年地価(㎡/円) 383,000円(2022年地価 368,000円)

地価上昇率6位は高津区末長4丁目です。JR南武線【武蔵新城駅】の北西に位置します。

中低層マンションや一戸建て、アパートなどが建ち並ぶ住宅街です。

最寄り駅徒歩圏の便利な街です。

< 地価が上がった理由 >

最寄駅に近く、利便性に優れることから、地価が上昇しています。

その他、5位の下小田中同様に、土地の細分化も可能であることから、エンドユーザーだけでなく、建売不動産業者などにも需要がある地域です。

7位、多摩区宿河原2丁目

川崎市多摩区宿河原2丁目の街並み

地価上昇率 +3.8%

2023年地価(㎡/円) 380,000円(2022年地価 366,000円)

地価上昇率7位は多摩区宿河原2丁目です。JR南武線【宿河原駅】の西側に位置します。

一戸建てやアパート、中低層マンションなどが建ち並ぶ住宅地です。

場所よっては、3駅2路線利用可能な利便性の高い街です。

< 地価が上がった理由 >

駅徒歩圏で複数駅が利用可能な平坦地で、住宅需要は堅調ですが、需要に対して供給が少なく、地価は上昇傾向にあります。

最近は敷地が細分化されたミニ戸建てが多く、エンドユーザーだけでなく、建売不動産業者の需要も認められます。

8位、幸区下平間

川崎市幸区下平間の街並み

地価上昇率 +3.8%

2023年地価(㎡/円) 380,000円(2022年地価 366,000円)

地価上昇率8位は幸区下平間です。JR南武線【鹿島田駅】の東側に位置します。

戸建てやアパート、中低層マンション、店舗などが混在する住宅街です。

駅に近く、南武線の鹿島田駅だけでなく、JRの新川崎駅も利用可能な交通利便性の高い街です。

< 地価が上がった理由 >

新川崎駅や鹿島田駅周辺では、過去に比較的大規模な再開発が行われたことから、住環境や利便性が向上し、地価は上昇傾向で推移しています。

下平間は、駅への近接性に優れ利便性が高いことや、建売不動産業者による新築戸建て住宅用地として需要が旺盛なことも影響していると考えられます。

9位、幸区幸町2丁目

川崎市幸区幸町2丁目の街並み

地価上昇率 +3.7%

2023年地価(㎡/円) 472,000円(2022年地価 455,000円)

地価上昇率9位は幸区幸町2丁目です。JR東海道線・南武線・京浜東北線【川崎駅】の北側に位置します。

一戸建てやアパートが建ち並ぶ住宅地です。

川崎市中心部の川崎駅まで徒歩圏で、非常に利便性が高い街です。

< 地価が上がった理由 >

川崎駅徒歩圏という抜群の利便性を誇る立地で、希少性が高く、川崎市在住者だけでなく都内や横浜市からの転入も見られる人気の高さから、地価が上昇しています。

建売不動産業者からの需要も強く、既存敷地を細分化した小規模三階建て住宅が多く見られます。

10位、高津区久本2丁目

川崎市高津区久本2丁目の街並み

地価上昇率 +3.7%

2023年地価(㎡/円) 366,000円(2022年地価 353,000円)

地価上昇率10位は高津区久本2丁目です。JR南部線【武蔵溝ノ口駅】・東急田園都市線【溝の口駅】の南東に位置します。

中低層マンションや一戸建てが建ち並ぶ、住宅街です。

溝の口駅徒歩圏でありながら、緑が多い良好な住環境の街です。

< 地価が上がった理由 >

東急田園都市線沿線の住宅地は従来から人気が高いですが、溝の口駅は2路線利用なことや急行停車駅でもあるので、利便性の良さから沿線でも特に人気が高い駅の一つです。

久本2丁目は溝の口駅徒歩圏内の住宅地で、需要は底堅く、建売不動産業者による敷地が細分化されたミニ開発住宅のほか投資用マンション、アパート需要も見られ、地価が上昇しています。

川崎市【住宅地】地価変動率ランキング 順位表 (2023)

下の表は、2023年の川崎市【住宅地】公示地価を変動率順で並べたものです。地価も載せています。

変動率は(%)、価格は(㎡/円)です。

上昇率が同じ場合は、地価が高い方を上位にランク付けしています。

2023年川崎市【住宅地】地価変動率ランキング(1位~40位)
2023年川崎市【住宅地】地価変動率ランキング(41位~80位)
2023年川崎市【住宅地】地価変動率ランキング(121位~160位)
2023年川崎市【住宅地】地価変動率ランキング(121位~160位)
2023年川崎市【住宅地】地価変動率ランキング(161位~185位)

2023年 川崎市【住宅地】地価上昇率マップ

下の図は川崎市周辺の住宅地の地価変動率を、色別で地図に表したものです。

川崎市地価上昇率マップ(2023)
出典:東京都の地価 Googleマップ版

オレンジや黄色の場所が、特に地価上昇率が高い場所です。

2023年 川崎市の【住宅地】で地価上昇率が高かった街の特徴

川崎市で地価上昇率上位にランクインした街の特徴としては、以下3点になります。

・駅に近い

・敷地が分割可能で建売用地に向いている

・再開発が行われている、または行われていた

まず今回地価上昇率TOP10にランクインした街は、全て駅に比較的近い位置にあり、交通利便性が高い街でした。

特に新百合ヶ丘・登戸・溝の口・武蔵新城・武蔵中原・鹿島田(新川崎)・川崎駅周辺の街の地価上昇率が高い傾向にある他、田園都市線沿線も駅に近い場所では地価上昇率が高くなっています。

以前は平坦で、川崎駅や横浜駅、都内へのアクセスがいい市の中央~南東部の街の人気が高く、逆に北西部の丘陵地にある街は、坂が多いことからあまり人気がありませんでしたが、今回は北西部の街でも駅近の街は地価上昇率が高くなる傾向が見られました。

その他、多く見られた傾向として、敷地を分割しやすく建売住宅用地に適した街の地価も高い傾向が見られました。

全国的に都市部では、マンションの方が人気が高く、マンション用地に適している土地の方が地価が高い傾向が見られますが、川崎市ではマンション用地だけでなく、戸建も人気なようです。

また、武蔵小杉や鹿島田周辺など再開発が行われた街の周辺も地価上昇率が高くなっています。

今後の川崎市の地価動向の予想、川崎市で地価が上がりそうな地域

新百合ヶ丘駅周辺の街並み

2013年頃から全国的に地価が上昇していますが、川崎市の地価も上昇しているものの、地価上昇率はあまり高くないため、それほど不動産価格に過熱感はありません。

引き続き駅に近く、利便性の高い街を中心に地価は緩やかに上昇していくのではないかと思います。

東京都の地価が高騰していることから、もしかすると東京より割安感のある川崎市に住宅購入者が流れてきて、川崎市の地価上昇が加速することも考えられます。

また、川崎市は人口が緩やかに増加しており、人口増加は2030年頃まで続くと予測されていますので、住宅需要が堅調な状態は今後も続くのではないかと予想されます。

地域別に考えると、大規模な再開発が行われてきた武蔵小杉は、北側の1カ所を除きほとんど事業完了しましたので、過去のような高い地価上昇率が続かず、徐々に落ち着く可能性があります。

ただし、武蔵小杉は再開発がないとしても神奈川県でトップクラスに交通利便性が高い街ですので、今後も川崎市の中では地価上昇率が高い状態が続くでしょう。

その他の注目点としは、開業はまだ先になりますが、横浜市営地下鉄ブルーラインがあざみ野駅から新百合ヶ丘駅まで延伸される予定です。

麻生区内には2つ新駅が作られる計画となっておりますので、新百合ヶ丘駅周辺や新駅予定地周辺の街は、開業が近づくにつれて地価上昇率が高まる可能性が高いでしょう。

一つ気がかりな点としては、日本の物価上昇率が日銀の目標とする2%以上で推移しており、もしかすると近いうちに日銀が金融緩和をやめて金利を引き上げるかもしれません。

金利の上昇は不動産価格にとってマイナス要因となりますので、もし日銀が利上げをすると、全体的に地価が下落する可能性もあります。

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今後も利便性の高い街を中心に、地価は緩やかに上昇していくことをメインシナリオに考えつつ、日銀の金融政策動向にも注目したいところです。

川崎市【住宅地】地価上昇率ランキング2023 まとめ

ランキング結果のまとめです。

<2023年川崎市の【住宅地】地価上昇率ランキングTOP10>

1位、6.9% 高津区久本3丁目

2位、5.9% 中原区小杉町2丁目

3位、4.5% 麻生区上麻生2丁目

4位、4.3% 宮前区土橋4丁目

5位、4.1% 中原区下小田中2丁目

6位、4.1% 高津区末長4丁目

7位、3.8% 多摩区宿河原2丁目

8位、3.8% 幸区下平間

9位、3.7% 幸区幸町2丁目

10位、3.7% 高津区久本2丁目

川崎市で地価上昇率が高い街には、以下のような特徴があります。

・駅に近い

・敷地が分割可能で建売用地に向いている

・再開発が行われている、または行われていた

川崎市で資産価値の高い街、地価が上がる街に家を購入したいと思っている方は、是非参考にして頂ければと思います。

当サイトでは、川崎市の高級住宅街をご紹介している記事もありますので、興味のある方はご覧ください。

【川崎市】高級住宅街ランキングTOP10|川崎の高級住宅街といえばここだ!

その他、一都三県の都市部の地価上昇率ランキング(2023年)もあります。

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