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不動産担保ローンのメリット・デメリット

不動産担保ローンのことは知っているけど、どんなメリット・デメリットがあるのかよくわからないから、使ったことはない、使おうと思ったこともないという方が多いのではないでしょうか?

あまり一般の人には馴染みのない金融サービスですが、不動産担保ローンには、他のお金の借り方(資金調達方法)にはない多くのメリットがあります。

今回は、不動産担保ローンでお金を借りようと考えている人や興味を持っている人のために、不動産担保ローンのメリット・デメリットについて解説します。

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  1. 不動産担保ローンを利用する13のメリット
    1. メリット1 高額な不動産を担保にすることで、まとまったお金を借りることができる
    2. メリット2 ローンの返済期間を長く組むことができる
    3. メリット3 キャッシングやカードローンに比べて金利が低い
    4. メリット4 属性の悪い人や財務内容の悪い法人でも融資を受けやすい
    5. メリット5 不動産担保ローンを行っている会社は多いので、一社に断られても他の会社から融資を受けられる可能性がある
    6. メリット6 不動産は担保に入れるだけなので、そのまま自己利用したり賃貸し続けることが可能
    7. メリット7 様々な資金使途に対応可能
    8. メリット8 資金使途や担保にする不動産、返済方法などによっては、総量規制対象外となる
    9. メリット9 返済方法で元金一括返済方式を選べる場合がある
    10. メリット10 一般的な銀行融資と別枠で資金を調達できることがある
    11. メリット11 最悪返せなくても、担保にする不動産を売却することで返済できる可能性がある
    12. メリット12 担保にしている不動産は返済途中で売却することも可能
    13. メリット13 審査が早い
  2. 不動産担保ローンを利用する6つのデメリット
    1. デメリット1 金利以外に手数料や諸費用がかかる
    2. デメリット2 即日融資を受けることは難しい
    3. デメリット3 銀行借入に比べると金利が高い
    4. デメリット4 返済できなくなると、担保にしていた不動産を手放すことになる
    5. デメリット5 担保にしている不動産の謄本を取られると、不動産担保ローンを利用していることがバレる
    6. デメリット6 繰り上げ返済すると手数料を取られることがある
  3. 不動産担保ローンはどんな時に利用するのがいい?
    1. 銀行からお金を借りられないとき
    2. 大きな金額を借りたいとき
    3. まとまったお金を早く借りたいとき
    4. 借入期間を長くして月々の返済額を抑えたいとき
    5. どんどん資金調達して事業を拡大したいとき
    6. 資金使途が自由なお金を調達したいとき
    7. 返済期間が短くて金利が高い既存の借入を借り換えたいとき
  4. まとめ

不動産担保ローンを利用する13のメリット

不動産担保ローンには、以下13のメリットがあります。

・高額な不動産を担保にすることで、まとまったお金を借りることができる

・ローンの返済期間を長く組むことができる

・キャッシングやカードローンに比べて金利が低い

属性の悪い人や財務内容の悪い法人でも融資を受けやすい

・不動産担保ローンを行っている会社は多いので、一社に断られても他の会社から融資を受けられる可能性がある

・不動産は担保に入れるだけなので、そのまま自己利用したり賃貸し続けることが可能

・様々な資金使途に対応可能

・資金使途や担保にする不動産、返済方法などによっては総量規制対象外となる

・返済方法で元金一括返済方式を選べる場合がある

・一般的な銀行融資と別枠で資金調達できることもある

・最悪返せなくても、担保にする不動産を売却することで返済できる可能性がある

・担保にしている不動産は返済途中で売却することも可能

・審査が早い

それぞれ解説します。

メリット1 高額な不動産を担保にすることで、まとまったお金を借りることができる

キャッシングやカードローンなどでは、借りることができてもせいぜい数十万円~数百万円が限度ですが、不動産担保ローンは、担保にする不動産の価値が高ければ、数千万円~1億円を超えるようなまとまったお金を借りることも可能だったりします。

これだけまとまった金額のお金を借りるには、普通はよほどの信用力・収入などがないと借りられませんが、不動産担保ローンの場合は不動産の価値を利用するので、そういった方でなくてもまとまったお金を借りることができるのです。

個人事業主や法人は、銀行借入でもある程度まとまったお金を借りることはできますが、一般的には月商の4か月分くらいが限度だと思います。

不動産担保ローンでは、場合によってはそれ以上の借入が可能です。

不動産担保ローンで家や土地を担保にいくらお金を借りられる?借入可能額について解説します!

メリット2 ローンの返済期間を長く組むことができる

銀行借入やキャッシング、カードローンなどでは、返済期間が長くても15年くらいになることが多いですが、不動産担保ローンは会社によっては35年など返済期間を長期にすることが可能なことが多いです。

返済期間を長くできるということは、それだけ毎月の返済額を低く抑えることができますので、会社の資金繰りや家計の収支状況が安定します。

< 例 >3,000万円を借りた場合(わかりやすくするために金利は考慮外)

返済期間10年 … 月々の返済額 25万円

返済期間30年 … 月々の返済額 8.3万円

お金を借りる時に絶対やってはいけないことは、借金をなるべく早くなくしたいと思って、無理に返済期間を短くすることです。これをすると資金繰りが苦しくなり、最悪の場合は返済が行き詰ってしまう可能性が高くなります。

ただし、金利を含めたトータルの返済額は返済期間が短いの方が、少なくなります。

メリット3 キャッシングやカードローンに比べて金利が低い

キャッシングやカードローンは、実質年率15~18%くらいが相場です(会社によってはもっと安いところもあります)。

それに対して、不動産担保ローンの金利相場は、ものすごく安いところだと1%を切る水準で、ノンバンクの一番高いところでも15%くらいとなっておりますので、借りる先によっては、キャッシングなどよりかなり金利が低い傾向にあります

中小企業の場合、銀行からお金を借りる時に信用保証協会の保証付き融資を利用することが多いですが、保証料を加味した実質的な金利でみると、不動産担保ローンの方がコストが低い場合もあります。

不動産担保ローンの金利は、基本的に銀行系不動産担保ローンの方が金利が低く、ノンバンクの方が金利が高くなっています。

メリット4 属性の悪い人や財務内容の悪い法人でも融資を受けやすい

銀行借入の場合、借りる人(会社)の収入(売上)や借金がどれくらいあるかをもとに審査され、カードローンの場合は、利用履歴などをもとに審査されます。

つまり、収入が少なかったり、借金が多い、利用履歴がないといった場合、審査に落とされてしまう可能性が高いですが、不動産担保ローンの場合はそれらにプラスして、不動産の担保価値が評価対象に加えられます。

なので不動産担保ローンでは、不動産の担保価値が高い場合、収入が少なかったり、既に借金をしている人で銀行やカード会社、消費者金融などに断られた人でも、お金を借りることができる可能性があります。

信用力の低い人や、財務内容の悪い法人でこれだけ審査に通りやすく、まとまった金額を借りられるサービスは他になかなかありません。

メリット5 不動産担保ローンを行っている会社は多いので、一社に断られても他の会社から融資を受けられる可能性がある

不動産担保ローンは、多くの銀行が取り扱っているだけでなく、ノンバンクでも非常に多く取り扱っている会社があります。

不動産担保ローンを行っている会社によって、審査基準、不動産担保評価の仕方(融資可能額)、金利などが異なっておりますので、1社に断られても沢山ある会社のどこかでお金を借りることができる可能性があります。

特に小規模なノンバンク系の不動産担保ローン会社は、銀行に比べてかなり審査が緩い傾向にありますので、銀行系で融資を断られた方でもお金を借りられることはよくあります。

審査厳しい 銀行系 ⇒ 大手ノンバンク系 ⇒ 小規模なノンバンク系 審査緩い

1社だけに申し込んで断られると時間の無駄になってしまいますし、より良い条件でお金を借りるためにも、初めから複数の不動産担保ローン会社に審査を申し込むことが有効です。

不動産担保ローンの本審査で落ちる確率ってどれくらい?本審査で落ちるパターンについて解説します!

メリット6 不動産は担保に入れるだけなので、そのまま自己利用したり賃貸し続けることが可能

質屋では、担保は質屋に預ける必要がありますので、お金を全額返すまで担保に入れたものを自分で使うことはできませんが、不動産担保ローンは不動産を担保にする際、抵当権を登記するだけで、お金を借りた後でも担保にした不動産を利用し続けることができます

自宅を担保にした場合は、そのまま住み続けられますし、法人の工場などもそのまま利用して事業ができます。

アパートや投資用マンションなどを担保にした場合も、家賃はそのまま自分に入金されます。

担保に入れたら、お金を返すまで利用できないなんてことはありません。

メリット7 様々な資金使途に対応可能

銀行からお金を借りる場合、必ず資金使途について聞かれ、借入目的にによっては融資を断られることも多いです。

それに対して不動産担保ローンは資金使途が比較的自由です。

事業の運転資金や納税資金、不動産の購入以外に、教育資金やリフォーム資金、他の金融機関の借り換えなど幅広い目的で利用することが可能です。

メリット8 資金使途や担保にする不動産、返済方法などによっては、総量規制対象外となる

個人の方が貸金業者からお金を借りる場合、利用目的や条件によっては総量規制の対象となるので、年収の3分の1までしか借りることができません。

特にカードローンやキャッシングは、総量規制の対象になりやすいです。

それに対して、不動産担保ローンは資金使途や担保にする不動産、返済方法などによっては、総量規制対象外となるため、個人であってもまとまったお金を借りることが可能です。

不動産担保ローンの総量規制については、以下の記事で詳しく解説しています。

不動産担保ローンとは?家や土地を担保にお金を借りる方法について解説します!

メリット9 返済方法で元金一括返済方式を選べる場合がある

一般的にお金を借りる時は、借りた額を返済期間に分割して、毎月一定額返済する均等返済方式をとられますが、不動産担保ローン会社によっては、返済期日に一括してお金を返済すればよく、月々の返済は利息のみの期限一括返済方式を選べます。

期限一括返済方式は、毎月の支払いをかなり少額に抑えることができますので、資金繰りが非常に安定します。

今はお金を借りる必要があるけど、後にまとまった収入(売上)が入る予定がある人や、将来的に担保にした不動産を売却する予定があるけど、しばらくは不動産を利用し続けたい、今は売却できない事情がある人などには、おすすめの返済方式です。

メリット10 一般的な銀行融資と別枠で資金を調達できることがある

法人や個人事業主の方で、既に銀行から多額の借り入れがあると、追加の融資を頼んだ時に融資枠がいっぱいと断られることがあります。

しかし、金融機関によっては、不動産担保融資は別枠と捉えるところもあり、銀行の保証協会の保証付き融資を断られた場合でも、資金調達できることがあります。

銀行から融資を断られたという法人や個人事業主の方は、ノンバンク系の不動産担保ローン会社に相談すれば、まとまった金額のお金を借りられる可能性があります。

メリット11 最悪返せなくても、担保にする不動産を売却することで返済できる可能性がある

キャッシングやカードローンなどの無担保融資の場合は、返済が行き詰ると自己破産するしかありませんが、不動産担保ローンの場合は、万が一返済が行き詰っても、担保にしている不動産を売却すれば借金を完済することができる場合があります。

基本的に不動産担保ローン会社は、担保にする不動産価値より少し低い金額しか貸してくれません。

例えば5,000万円の不動産があった場合、4,000万円までしか貸さないのです(担保価値に対して貸してくれる水準は70~90%と言われていますが、不動産担保ローン会社によって異なります)。

不動産担保ローンで家や土地を担保にいくらお金を借りられる?借入可能額について解説します!

なので、他の借り入れが特になかったり、不動産市況が急激に悪化したりしない限りは、万が一返せなくなっても不動産を売ることで借金をチャラにでき、自己破産を避けられる可能性が高いのです。

メリット12 担保にしている不動産は返済途中で売却することも可能

不動産担保ローンでは、借りている金額を売却資金で全額返済できるなら、担保にしている不動産でも途中で売却することが可能です。

なので、状況が変わって担保にしている不動産が必要でなくなったり、不動産価格が高騰して高く売れそうとなった場合でも、柔軟に対応することが可能です。

メリット13 審査が早い

銀行借入でお金を借りる場合は、大体申し込みから審査結果が出るまで1、2週間かかることが多いです。

それに対して不動産担保ローンでは、申し込みから本審査の結果が出るまで即日~3日程度のところが多く、非常に審査期間が短いのが特徴です。

すぐにお金を用意する必要がある方には、不動産担保ローンがおすすめです。

不動産担保ローンを利用する6つのデメリット

不動産担保ローンには沢山のメリットがありますが、デメリットもありますので、デメリットをよく理解したうえで利用しましょう。

不動産担保ローンには、以下6つのデメリットもあります。

・金利以外に手数料や諸費用がかかる

・即日融資を受けることは難しい

・銀行借入に比べると金利が高い

・返済できなくなると、担保にしていた不動産を手放すことになる

・担保にしている不動産の謄本を取られると、不動産担保ローンを利用していることがバレる

・繰り上げ返済すると手数料を取られることがある

それぞれ解説します。

デメリット1 金利以外に手数料や諸費用がかかる

不動産担保ローンは、担保にする不動産に抵当権を設定するので、抵当権設定登記費用が必ずかかるほか、印紙代や不動産調査費用、事務手数料などがかかる場合があります。

こういった費用をまとめると、借入額によっては数十万~数百万円かかることもありますので、あまり小額の借入には向いていません。

抵当権設定登記費用はどこの不動産担保ローン会社でもほとんど変わりませんが、ローン手数料については、不動産担保ローン会社によって大きく変わるので、しっかり確認してから契約するようにしましょう。

デメリット2 即日融資を受けることは難しい

キャッシングやカードローンは、審査時間が短く、申し込んだその日のうちに即日でお金を借りることができる可能性がありますが、不動産担保ローンは担保にする不動産の調査をしたりするので、お金を借りるまで数日かかることが多いです。

なかには最短当日融資をうたっている会社もありますが、それも条件によるので、不動産担保ローンは当日中にお金が必要という方には向いていない資金調達方法です。

デメリット3 銀行借入に比べると金利が高い

不動産担保ローンは、キャッシングやカードローンに比べると金利が低いですが、銀行借入に比べると金利が高い傾向にあります。

不動産担保ローンではない方法で銀行から借入ができるなら、まずはそちらで借り入れをした方が得策です。

借りる人の属性や条件、会社によって異なりますが、

・キャッシングやカードローンだと、金利は5~15%程度が一般的です。

・不動産担保ローンでは、2~10%未満が多いです。

・銀行借入は1~3%程度となっています。

デメリット4 返済できなくなると、担保にしていた不動産を手放すことになる

不動産担保ローンは、所有している不動産を担保に差し出す(抵当権を設定する)ので、万一返済できない場合は、担保にしている不動産がローン会社の所有になったり、競売などで売りに出されてしまう可能性があります。

担保にしていた不動産を手放すことで、借金を全額返済することができたならまだいいですが、万一担保の不動産を売っても借金が返済できなかった場合は、残りの借金はそのまま残ってしまいますので、最悪自己破産することになる可能性もあります。

基本的にローン会社は、不動産の価値より低い金額しか貸さないので、あまりこういったことは起こりませんが、景気が悪化し急激に不動産価格が下がった場合などには、このようなことが起こりえるので注意が必要です。

デメリット5 担保にしている不動産の謄本を取られると、不動産担保ローンを利用していることがバレる

不動産担保ローンを契約すると、担保にしている不動産に抵当権が設定されます。

この抵当権が設定されているかどうかは、不動産登記簿謄本に記載されているのですが、不動産謄本は法務局などで誰でも取得可能となっておりますので、謄本を見られた場合は、どこの会社からいくら借りているというのが誰にでもわかってしまいます。

カードローンやキャッシングの場合は、どこからいくら借りているというのは、誰にでも知られることはありません。

誰かにバレても何も問題ないという方もいるかもしれませんが、何らかの事情でバレるのが不都合な方は気をつけましょう。

不動産担保ローンは家族に内緒で借りられる?バレるパターンを解説します!

デメリット6 繰り上げ返済すると手数料を取られることがある

ローン会社の中には、返済期間前に繰り上げ返済や完済すると、違約金を取られることがあります。

初めから早々に完済する予定がある場合は、繰り上げ返済しても違約金がかからないか、かかっても小額のところを選ぶようにしましょう。

不動産担保ローンはどんな時に利用するのがいい?

不動産担保ローンのメリット・デメリットをご理解頂けたかと思いますが、どういう時に使うのがいいのか、不動産担保ローンの特性を活かせる具体的な使い方をご紹介します。

少しメリットの部分と話しが被る部分がありますが、どういう状況で使うのがいいのかを知ることで不動産担保ローンに対する理解が深まると思いますので、ご利用を検討されている方はご覧頂ければと思います。

不動産担保ローンは、以下のような状況で利用するのがおすすめです。

・銀行からお金を借りられないとき

・大きな金額を借りたいとき

・まとまったお金を早く借りたいとき

・借入期間を長くして月々の返済額を抑えたいとき

・どんどん資金調達して事業を拡大したいとき

・資金使途が自由なお金を調達したいとき

・返済期間が短くて金利が高い既存の借入を借り換えたいとき

それぞれ解説します。

銀行からお金を借りられないとき

不動産担保ローンは、借りる人・会社の信用力だけでなく、担保に知る不動産の価値も含めて総合的に審査するので、普通の銀行借入ではお金を借りられない方でも、不動産担保ローンなら借りられる可能性があります。

銀行に融資を断られたという方は、不動産担保ローン会社に相談してみて下さい。

大きな金額を借りたいとき

キャッシングやカードローンでは、大きな金額を借りることは難しいです。

また、銀行借入であっても創業して間もない会社や売上規模の小さい会社では、大きな金額を借りるのが困難です。

不動産担保ローンでは、担保にする不動産の価値が高ければ、そういった方でも大きな金額を調達できる可能性があります。

まとまったお金を早く借りたいとき

不動産担保ローンは、銀行の融資に比べるとかなり審査期間が短いため、資金調達をお急ぎの方には不動産担保ローンがおすすめです。

いついつまでの支払いに間に合わせたいけど時間がない!という方には、強い味方になってくれると思います。

借入期間を長くして月々の返済額を抑えたいとき

銀行に融資を申し込んで内諾を得たけど、提示された条件の返済期間が短すぎて、この条件で借りても資金繰りが厳しい…なんてこともあると思います。

不動産担保ローンなら、返済期間を長くすることができますので、資金繰りの改善に役立ちます。

資金繰りをよくするには、金利の大小より、返済期間が長いかどうかの方が影響が大きいため重要です。

銀行から運転資金を借りたい、金額の大きい設備投資をする、不動産を購入するといった場合は、銀行融資より不動産担保ローンの方が適していることがあります。

どんどん資金調達して事業を拡大したいとき

事業が順調だけど、どんどん事業を拡大するにはお金が必要という業種業態の方もいると思います。

そういった方は、まずは銀行に融資を申し込んだ方がいいですが、銀行の融資枠がすぐにいっぱいになってしまったり、銀行から投資のペースが早すぎると言われて、銀行からお金が借りられなくなることがあります。

そんなときには、不動産担保ローンので資金調達するのがおすすめです。

不動産担保ローンは、不動産を担保に資金を調達するので、銀行融資と別枠でお金を借りられる場合があります。

ビジネスチャンスを逃さないためにも、事業がどんどん伸びている方は、不動産担保ローンもうまく利用して資金調達するのも一つの手です。

資金使途が自由なお金を調達したいとき

銀行は融資をする際に必ず資金使途を確認してきますが、納税資金や社会保険料の支払い、他の借入の返済、事業にあまり関係のない資産の購入(代表者が乗る高級車など)などに利用する場合は、融資をしてくれないことがあります。

不動産担保ローンは、資金使途が比較的自由ですので、銀行が嫌がるような資金使途であってもお金を借りることができます。

最近は税金や社会保険料の延滞、分納、滞納をしている中小企業も多いので、不動産担保ローンで資金調達して、少額づつで長期に渡って返済していけば、無理なく支払えるのではないかと思います。

返済期間が短くて金利が高い既存の借入を借り換えたいとき

返済期間が短くて金利が高い借り入れが複数ある場合は、不動産担保ローンで低金利かつ長期の融資を受けて借り換えすることで、資金繰りを劇的に改善できる可能性があります。

< 例 >

借り換え前

・残金300万円 金利3% 返済期間5年  毎月の返済額 53,906円

・残金800万円 金利2% 返済期間10年 毎月の返済額 73,610円

・残金100万円 金利5% 返済期間1年  毎月の返済額 85,607円

毎月の総返済額 53,906 + 73,610 + 85,607 = 213,123円

これらを返済期間15年、金利4%の不動産担保ローンで借り換えた場合

毎月の返済額は、88,762円(借り換え前に対してー124,361円)

上記例のように、まとめて長期の資金に借り換えることで、多少金利が高くても毎月の返済額をかなり抑えることができます。

現在、小口の借入を複数抱えていて資金繰りが厳しいという方は、是非試してみて下さい。

まとめ

不動産担保ローンのメリット

・高額な不動産を担保にすることで、まとまったお金を借りることができる

・ローンの返済期間を長く組むことができる

・キャッシングやカードローンに比べて金利が低い

属性の悪い人や財務内容の悪い法人でも融資を受けやすい

・不動産担保ローンを行っている会社は多いので、一社に断られても他の会社から融資を受けられる可能性がある

・不動産は担保に入れるだけなので、そのまま自己利用したり賃貸し続けることが可能

・様々な資金使途に対応可能

・資金使途や担保にする不動産、返済方法などによっては総量規制対象外となる

・返済方法で元金一括返済方式を選べる場合がある

・一般的な銀行融資と別枠で資金調達できることもある

・最悪返せなくても、担保にする不動産を売却することで返済できる可能性がある

・担保にしている不動産は返済途中で売却することも可能

・審査が早い

不動産担保ローンのデメリット

・金利以外に手数料や諸費用がかかる

・即日融資を受けることは難しい

・銀行借入に比べると金利が高い

・返済できなくなると、担保にしていた不動産を手放すことになる

・担保にしている不動産の謄本を取られると、不動産担保ローンを利用していることがバレる

・繰り上げ返済すると手数料を取られることがある

不動産担保ローンを利用する、おすすめのシチュエーション

・銀行からお金を借りられないとき

・大きな金額を借りたいとき

・まとまったお金を早く借りたいとき

・借入期間を長くして月々の返済額を抑えたいとき

・どんどん資金調達して事業を拡大したいとき

・資金使途が自由なお金を調達したいとき

・返済期間が短くて金利が高い既存の借入を借り換えたいとき

不動産担保ローンは、他の借り入れ方法にはないメリットが沢山ありますので、うまく使いこなせることができれば、資金繰りの改善や事業拡大などにとても役立ちます。

けっこう金融の世界でも専門的な分野ですので、不動産担保ローンを上手く使いこなすことができれば、あなたも資金調達や財務の上級者と言えると思います。

今回は不動産担保ローンのメリット・デメリットやおすすめのシチュエーションについて解説しましたが、数ある不動産担保ローン会社の中で、具体的にどこの不動産担保ローン会社がいいのか、借りる人の状況別にご紹介している記事もあります。

筆者自身が沢山ある不動産担保ローン会社の商品概要、利用条件などを調査・比較し、自分がこの状況だったらこの会社に申込むだろうな、とい思ったところを厳選して紹介していますので、具体的に不動産担保ローンでお金を借りようと思っている方は、そちらもご覧ください。

【不動産担保ローン会社の選び方】と状況別おすすめの不動産担保ローン会社をご紹介します!

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