【東京都目黒区】高級住宅街ランキングTOP10|目黒区の高級住宅街といえばここだ!

公示地価・基準地価や用途地域などの情報をもとに、東京都目黒区の高級住宅街TOP10をランキング形式でご紹介します!

また、災害に対する強さ・住環境・生活交通利便性・資産価値という面から、各街について解説しています。

これから目黒区にマイホームを購入しようと思っている方、住環境のいい街に住みたいと思っている方は、是非ご覧ください。

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高級住宅街とは?高級住宅街ランキング評価基準

ランキングをご紹介する前に、そもそも高級住宅街とはどんな街のことをいうのか?高級住宅街ランキング評価基準について解説します。

一般的には、地価が高額な場所、区画が綺麗で道路が広い、閑静、緑が多く良好な住環境などに該当する場所が高級住宅街と言われることが多いですが、実は、高級住宅街に明確な定義はなく、個人の主観などによるものが多いのが実態です。

そこで当サイトでは、公示地価・基準地価や用途地域などの情報をもとに、以下の条件でランキングを作成しました。

条件1 用途地域は、低層住居専用地域か中高層住居専用地域

条件2 条件1に該当する地域の中から、公示地価から求められる一種単価が高額な街

【用途地域】とは、都市計画法をもとに行政が、どこをどのような街にするか建物の大きさや利用について制限するもので、全部で13種類あります。

その中でも、低層住居専用地域と中高層住居専用地域は、建ぺい率・容積率ともに低く制限されている他、店舗や事務所など住宅以外の利用が大きく制限されているため、静かで良好な住環境の街になります。

低層住居専用地域と中高層住居専用地域は、主に一戸建てや中低層マンションが多くある街です。

タワーマンションなどは、確かに高額で取引されていますが、駅前の商業地に建っていることが多く、騒音や日当たりなどを考えると良好な住宅地とは言えませんので、除外しています。

【一種単価】とは、容積率100%当たりの価格のことです。通常土地の価格は容積率が高いほど、大きな建物を建てられるため、マンションなどを建ててより多くの部屋を売ったり貸したりでき、地価も高くなります。

なので駅前の土地や、大きな道路沿いの土地などは、決して住環境がいいとは言えない街でも、容積率が高いことで住環境のいい街より地価が高いということは往々にしてあることなのですが、このような場所は地価が高いからと言って高級住宅街とは言えないと思います。

一種単価は、容積率が低い街では高くなり、容積率が高い街では低く算出されます。

これらを考慮すると、低層住居専用地域または中高層住居専用地域に指定されている街の中で、一種単価が高い街は、良好な住環境で地価も高い場所ということになるので、この情報をもとに高級住宅街ランキングを作成しています。

【東京都目黒区】高級住宅街ランキングTOP10

それでは、東京都目黒区高級住宅街ランキングTOP10をご紹介します。

価格は、令和4年の公示地価・基準地価をもとに算出した土地1㎡あたりの一種単価です。

同じ町名で複数の地点がある場合は、最高値地点の情報を採用しています。

目黒区高級住宅街ランキングTOP10

全ての街が、用途地域は【第一種低層住居専用地域】に指定されている街で、1位~7位までは建ぺい率【50%】容積率【100%】、8~10位までは建ぺい率【60%】、容積率【150%】でした。

第一種低層住居専用地域の街は、家と家の距離がある程度離れており土地いっぱいに家が建てられることもなく、建物の高さも低いので、開放感にあふれ日当たりや風通しがいいのが特徴です。

ランクインした街はどんな街なのか、それぞれの街の一種単価最高地点をご紹介致します。

1位 青葉台

一種単価最高地点 青葉台2丁目

最高地点一種単価(円/㎡)1,500,000円

最寄り駅 【神泉駅】京王井の頭線

建ぺい率 50% 容積率 100%

用途地域:第一種低層住居専用地域

1位は、目黒区北部の渋谷駅に近い位置にある、【青葉台】です。

一種単価最高地点は、西郷山公園や菅刈公園がある青葉台2丁目です。

青葉台は、北西にある旧山手通り沿いが高台となっており、大通りから住宅街に入ると、豪邸や高級マンションが建ち並んでいます。

昔から政財界の重鎮が居を構えた場所でもあり、2丁目にある西郷山公園はもともと、西郷隆盛の弟で明治期の政治家・軍人であった西郷従道の邸宅があった場所です。

西郷山公園のあたりには、ソニー創業者の盛田昭夫氏の自宅もありました。

その他、3丁目には日本の代表的な石油関連会社である出光興産創業者の、出光佐三旧邸などもあるなど、日本トップクラスのお金持ちが住む高級住宅街です。

・災害に対する強さ

目黒区青葉台周辺の色別標高図

青葉台は、西渋谷台地という高台の南西端にある街です。

目黒川沿いの低地は水害、低地と台地の境目の急傾斜地では土砂災害の危険性が一部ありますが、台地の上は災害に強く、第一種低層住居専用地域に指定される高級住宅街となっています。

また、台地の南端は災害に強いだけでなく、日当たりや眺望の良さから古来より成功者や国の重要人物の間では、大人気の場所でもあります。

目黒区西郷山公園からの眺望
西郷山公園からの眺望 高台の端にあるため、景色が一望できる

大昔で言うと、権力者の墓である古墳は、台地上の端に存在していることが多く、大田区田園調布や大阪府堺市の古墳群などは、高台の端に存在します。

その他、お隣の世田谷区でも、多摩川沿いの低地から国分寺崖線という崖を登った台地の端に、高級住宅街が連なっています。

・住環境

青葉台は場所によってかなり環境が変わります。

一番住環境として良好なのは、西郷山公園や菅刈公園上の低層住宅地で、高台の災害に強い場所にありながら、区画が綺麗で閑静な住宅街が広がっています。

高級住宅街の特徴としては、塀が高く、要塞のような豪邸が多く建ち並んでいます。

目黒区青葉台2丁目の高級住宅街の街並み
青葉台2丁目の街並み 超高級住宅街によくある高い塀で囲まれた要塞のような豪邸が建ち並ぶ

台地下の目黒川沿いの地域は、商業地や準工業地域に指定されている場所なので、災害に弱いだけでなく、店舗や事務所などが多く見受けられるので、高級住宅街という雰囲気ではありません。

その他、渋谷駅に一番近い青葉台4丁目は交通利便性は高いですが、大きな道路に囲まれている他、容積率が大きい住居地域や商業地域に指定されているため、マンションやオフィスビルが中心の街となっております。

・交通利便性

青葉台は、京王井の頭線【神泉駅】の他、東急田園都市線【池尻大橋駅】や、東急東横線【代官山駅】・【中目黒駅】など、4つの駅に囲まれている他、渋谷駅もかなり近い位置にあります。

さらに、山手通り・旧山手通り・国道246号線など主要な道路に接していることに加え、首都高の渋谷インターチェンジもすぐそばにあるので、鉄道を利用せず、車での移動がメインの方にも便利で、非常に交通利便性が高い街です。

東京都の都心部に近い位置にあるのも、魅力的なポイントの一つです。

・資産性

2012年の地価 1,130,000円

2022年の地価 1,500,000円

10年間の地価上昇率 32.7%

町内は特段大きな変化がありませんが、近い位置にある渋谷駅周辺では大規模な再開発が行われていますので、青葉台の資産性にもプラスに働く可能性が高いです。

青葉台は古くから各界の著名人に愛されてきた高級住宅街で、東京都心部にも近い利便性の良さやブランド力から、今後も日本の超富裕層に愛される続ける街だと思います。

2位 自由が丘

一種単価最高地点 自由が丘2丁目

最高地点一種単価(円/㎡)1,130,000円

最寄り駅 【自由が丘駅】東急東横線・大井町線

建ぺい率 50% 容積率 100%

用途地域:第一種低層住居専用地域

2位は、東急東横線・大井町線【自由が丘駅】周辺の街、【自由ヶ丘】です。

一種単価最高地点は、駅の北西に位置する自由が丘2丁目です。

セレブに愛される街としても有名で、芸能人やスポーツ選手が多く住んでいることでも知られています。

ちなみに自由が丘という地名は、教育者の手塚岸衛氏が設立した自由ヶ丘学園が由来とされており、それまでは碑町(ひぶすままち)という名称でした。東急線の自由が丘駅も、衾駅という名称でしたが、住民の要望により自由が丘駅に改称されました。

・災害に対する強さ

自由が丘は全体的に武蔵野台地の上にある街で、災害に強いのですが、街の南側に九品仏川緑道という川を暗渠化した場所の近くでは、大雨が降ると浸水する可能性があります。

地形としては、北側に向かって緩やかな上り坂になっている南ひな壇の土地のため、日当たりがいい街です。

・住環境

区画や道路が綺麗に整備されており、綺麗な街並みの住宅街です。

豪邸と呼べるような規模の大きい住宅も多く見受けられますが、公園などの緑が少ないことや、敷地の細分化が進みつつあること、場所によっては道路が狭いこと、アパートが多いことなどが、やや高級住宅街としてはマイナスポイントです。

駅前は商業地としてそこそこ栄えており、生活利便性は高く住みやすい街です。

・交通利便性

最寄り駅の【自由が丘駅】まで近く、東急東横線と大井町線の2路線が利用できます。両路線とも各駅停車だけでなく、急行などが停車するので利便性が高いです。

環状七号線・八号線や国道246号線、第三京浜、東名高速などのインターチェンジが近いため、車での移動も便利です。

・資産性

2012年の地価 864,000円

2022年の地価 1,130,000円

10年間の地価上昇率 30.8%

自由が丘駅周辺では再開発が行われることが決定し、令和5年から工事が始まる予定となっています。

再開発により、自由が丘の地価上昇率が高まる可能性があります。

自由が丘と言えば、セレブでお洒落な街という知名度、ブランド力もあり、交通・生活利便性も高いため、今後も人気は衰えないでしょう。

3位 駒場

一種単価最高地点 駒場4丁目

最高地点一種単価(円/㎡)1,080,000円

最寄り駅 【駒場東大前駅】京王井の頭線

建ぺい率 50% 容積率 100%

用途地域:第一種低層住居専用地域

3位は、駒場東大前駅の周辺の街、【駒場】です。

一種単価最高地点は、駅の北西に位置する駒場4丁目です。

駒場は目黒区の最北西部に位置し、東大駒場キャンパスが町内の半分くらいの面積を占めている他、駒場野公園、駒場公園など大きめの公園があり、東京都心部に近い位置にありながら、とても緑が多い環境が特徴の街です。

駒場公園は、加賀藩当主の末裔で華族の前田利為邸だった場所で、現在も洋館と和館の2つがある旧前田家本邸が残されており、一般公開されています。

駒場公園内にある、前田利為邸(洋館)
駒場公園内にある、前田利為邸(洋館)

日本トップの国立大学があり、華族が家を構えるような優良な土地です。

東大のキャンパス以外にも、駒場の周囲には日本を代表する進学校の一つ、筑波大学付属駒場高校や都立・私立の学校、研究施設などの文教施設が多数ある街でもあります。

・災害に対する強さ

目黒区駒場周辺の色別標高図

駒場は、南東部に谷がある以外は、全体的に高台となっております。

谷になっている地域では水害のリスクがある他、駒場一丁目の急傾斜地の一部が土砂災害警戒区域に指定されていますが、それ以外の台地上の地域は災害に強い街です。

・住環境

目黒区駒場4丁目の街並み
駒場4丁目の街並み 道路は歩道付きで広く整備されており、住宅の裏手には駒場公園の緑が広がる

駒場で特に住環境が良く、高級住宅が建ち並んでいるのが、駒場3~4丁目の駒場公園の周りです。

歩道と車道が分離して整備されており、街路樹が並ぶ光景は、東京の住宅街ではあまり見られない街並みで、敷地一区画が広く、大きなお家が建ち並んでいます。

駒場公園に緑が多いのは勿論のこと、東大も住宅地との境界に樹木を植えているので、住宅街一帯が緑に囲まれているような構造をしており、住宅地として恵まれた環境です。

それに対して、駒場東大前駅の南東に広がる駒場1丁目は、区画や道路が綺麗に整備されておらず、木造住宅が密集しており、住環境としてはあまりよくありません。

駅前は商業地としては栄えておらず、よく言えば静かな環境ですが、悪く言えばあまり買い物などの利便性は高くありません。特にスーパーが小規模な店舗しかないのが不便です。

・交通利便性

京王井の頭線【駒場東大前駅】
京王井の頭線【駒場東大前駅】 駅周辺はお店が少なく、商業地としては賑わっていない

最寄駅の【駒場東大前駅】は、京王井の頭線のみが通っており、各駅停車のみが停車します。

ただ、終点の渋谷駅までは2駅で3分程度しか、かかりません。

道路については、街の北を鮫洲大山線・東を山手通り・南を淡島通りに囲まれている他、北や南に少し行くとそれぞれ首都高があるので、車での移動も便利な街です。

・資産性

2012年の地価  807,000円

2022年の地価 1,080,000円

10年間の地価上昇率 33.8%

資産性に関するトピックとしては、駅の南西にあった国家公務員宿舎が取り壊され、スーパーや老人ホーム、コミュニティ施設などが入る複合施設への建て替えが検討されています。

目黒区 国家公務員駒場住宅跡地の活用

スーパーなどができたら、利便性の向上は間違いないので、地価が上昇する可能性が高いです。

4位 中目黒

一種単価最高地点 中目黒3丁目

最高地点一種単価(円/㎡)967,000円

最寄り駅 【中目黒駅】東急東横線・東京メトロ日比谷線

建ぺい率 50% 容積率 100%

用途地域:第一種低層住居専用地域

4位は、中目黒駅の南東に広がる街、【中目黒】です。

一種単価最高地点は、中目黒駅の南に位置する中目黒3丁目です。

・災害に対する強さ

目黒区中目黒周辺の色別標高図

中目黒は、街の中央に目黒川が流れており、目黒川沿いの地域は低地で水害の危険性が高いです。

それ以外の地域は高台となっており、災害に強いですが、台地と低地の境目は急傾斜となっている場所があり、1丁目と4丁目の一部地域に土砂災害警戒区域等に指定されている場所があります。

・住環境

中目黒で特に住環境が良い高級住宅街となっているは、3~4丁目の中目黒八幡神社南側に広がる地域で、豪邸も多く見受けられます。

東に向かって下り坂になっているため、日当たりもいいです。

中目黒は区画があまり綺麗ではなく、道路が狭く、家が密集している場所が多いのですが、この一角は区画が綺麗で道路幅も約5.5m程に整備されていることに加えて、周囲の第一種低層住居専用地域より建ぺい率・容積率が低く制限されている(50・100%)ため、別格の高級住宅街になっています。

生活利便性については、中目黒は目黒区の中心地で商業地としても栄えており、買い物などに困ることはありません。また、目黒区役所もあるので生活利便性は高いです。

余談ですが、中目黒の目黒区役所から3・4丁目の高台一帯には、現在では想像もできませんが浅海牧場という牧場がありました。

・交通利便性

最寄駅の中目黒駅は、東急東横線と東京メトロ日比谷線の2路線が利用可能で、東横線は特急なども停車します。

東横線は東京メトロ副都心線と直通運転もしていますので、渋谷・新宿方面、都心方面ともにアクセスしやすく便利です。

車の移動に関しては、街の北側を駒沢通りに接しており、中央を山手通りと首都高、南に少し行けば目黒通りなどがあります。

・資産性

2012年の地価 666,000円

2022年の地価 967,000円

10年間の地価上昇率 45.2%

中目黒は交通利便性・生活利便性ともに高く、都心にも近い位置にあり、お洒落な街としてブランド力もあるため、非常に人気が高く地価上昇率がかなり高くなっています。

今後再開発などの予定は特にありませんが、人気が落ちるようなことはないと思われますので、資産価値が高い街といえます。

5位 平町

一種単価最高地点 平町1丁目

最高地点一種単価(円/㎡)877,000円

最寄り駅 【都立大学駅】東急東横線

建ぺい率 50% 容積率 100%

用途地域:第一種低層住居専用地域

5位は、都立大学駅の東に位置する【平町】です。

一種単価最高地点は、駅すぐそばの平町1丁目です。

平町は環状七号線や目黒通りの裏に隠れて、ひっそりと佇む閑静な住宅街で、近隣に住む人でなければなければ立ち寄ったり車で通ることもない街なので、あまり知名度はないかもしれませんが、規模の大きな家が数多く建ち並ぶ高級住宅街です。

・災害に対する強さ

目黒区平町周辺の色別標高図

平町は、街の中央から東側(環七方面)にかけては高台になっており、第一種低層住居専用地域に指定されている高級住宅街の辺りは災害に強いです。

街の西側は低くなっており、呑川本流緑道という緑道がありますが、ここはもともと川だった場所を暗渠化した場所で、大雨が降ると水害の危険性があります。

・住環境

平町の東側の地域が、建ぺい率50%、容積率100%に指定されている第一種低層住居専用地域で、規模の大きい家が建ち並ぶ高級住宅街になっています。

地形に沿って道路網が作られているので、区画は碁盤の目状ではありませんが、全体的に道路幅が6mくらいに広く整備されており、開放的で生活しやすい環境です。

環状七号線や目黒通り、駅が近いですが、沿道や駅前にはマンションやビルなどが建ち並んでいて、喧騒を遮っており、戸建が建ち並ぶ地域は静かな住宅地になっています。

最寄駅の都立大学駅前は、南北に商店街があり、日常的な買い物などの生活利便性も高いです。

・交通利便性

東急東横線【都立大学駅】すぐそばの位置にあり、駅までのアクセスが良好です。

都立大学駅は各駅停車しか停車しませんが、渋谷駅まで10分程度しかかかりません。

また、東横線は東京メトロ副都心線と直通運転している他、上り方面途中の中目黒駅で、東京メトロ日比谷線に乗り換えできるので、都心方面へのアクセスも良好です。

街の北側を目黒通り、東側を環状七号線に接しており、バス便も豊富で交通利便性が高いです。

・資産性

2012年の地価 695,000円

2022年の地価 877,000円

10年間の地価上昇率 26.2%

知名度やブランド力が少し物足りないため、地価上昇率は他の場所に比べてそれほど高くありませんが、住環境や交通利便性は良好なため、目黒区の中でも資産価値は高く保たれると思われます。

6位 柿の木坂

一種単価最高地点 柿の木坂2丁目

最高地点一種単価(円/㎡)830,000円

最寄り駅 【都立大学駅】東急東横線

建ぺい率 50% 容積率 100%

用途地域:第一種低層住居専用地域

6位は、都立大学駅の北側に広がる街、【柿の木坂】です。

一種単価最高地点は、都立大学駅から少し北に位置する柿の木坂2丁目です。

柿の木坂の名前の由来は、柿の木が多かったこと、都立大学駅から都心方面への急な坂を駆け抜けて通る人が多く、「駆け抜け坂」が変化した、農家の人が置いていた荷車から、柿を抜き取られることが多く「柿抜き坂」と呼ばれていたのが、変化したなどの説があります。

・災害に対する強さ

目黒区柿の木坂周辺の色別標高図

柿の木坂は武蔵野台地上にある街なのですが、町内には以前、呑川が流れていた場所があり(現在は暗渠化され緑道になっている)、そこだけ周囲より標高が低くなっています。

呑川沿いの低くなっている地域では、大雨の際に水害の危険性がありますが、それ以外の場所は災害に強い街です。

町内には坂がありますが、比較的緩やかな坂です。

・住環境

町内は大通り沿い以外は、大部分が第一種低層住居専用地域に指定されており、低層の閑静な住宅街が広がっています。

町内はもともと農村地帯でしたが、耕地整理を行い区画や道路が綺麗な住宅地に生まれ変わりました。

道路は幅5m以上に整備されている場所が多く、4m程度の狭いところでも一方通行になっていたりするので、開放感があり、車の利用も苦労しません。

都立大学駅から町内の大半が文教地区に指定されているため、夜のお店がなく、良好な住環境となっています。

豪邸のような家もいくつかありますが、敷地の細分化で小規模な住宅やアパート建設が進んでいる様子が見受けられます。

・交通利便性

最寄駅は都立大学駅ですが、住む場所によっては隣の学芸大学駅も徒歩圏です。

都立大学駅は各駅停車しか停車しませんが、渋谷駅まで10分程度しかかかりません。

また、東横線は東京メトロ副都心線と直通運転している他、上り方面途中の中目黒駅で、東京メトロ日比谷線に乗り換えできるので、都心方面へのアクセスも良好です。

バス便も豊富なエリアですので、交通利便性は高いです。

・資産性

2012年の地価 655,000円

2022年の地価 830,000円

10年間の地価上昇率 26.7%

柿の木坂というと、高級住宅街としてもある程度有名で、低層の良好な住環境があり、特に女性に人気があるようです。

7位 洗足

一種単価最高地点 洗足2丁目

最高地点一種単価(円/㎡)779,000円

最寄り駅 【洗足駅】東急目黒線

建ぺい率 50% 容積率 100%

用途地域:第一種低層住居専用地域

7位は、洗足駅周辺の街、【洗足】です。

一種単価最高地点は、洗足駅の周辺の洗足2丁目です。

洗足は目黒区の南端にあり、品川区と大田区の区界にあります。

もともとは、隣の大田区千束などと一緒に荏原郡千束郷という地名でしたが、「千束」の一部の地域が「洗足」になったのは、日蓮が、洗足池公園の池で足を洗ったという伝説がひろまったことが由来とされています。

・災害に対する強さ

目黒区洗足周辺の色別標高図

洗足は、全体的に武蔵野台地上にあるので、災害に強い傾向にありますが、品川区との区界のあたりなどに一部谷のようになっている場所があり、大雨が降ると浸水する可能性があります。

多少起伏がある地形をしていますが、坂は緩やかなので生活はしやすいです。

・住環境

洗足のあたりは、東急(当時は田園都市株式会社)が、鉄道建設とともに宅地造成して開発した街で、一部狭いとこともありますが、全体的に交通量が少ない割に道路が広く、区画も綺麗に整備された良好な住環境が広がっています。

最寄駅の洗足駅周辺は、商業地としてはそれほど栄えておらず、駅に近いながら閑静な住宅地です。

とは言え、駅前にはスーパーや、その他色々なお店があるので、日常的な買い物に困ると言うほどではありません。

・交通利便性

最寄り駅の洗足駅まで近い位置にあり、駅までのアクセスが良好です。

洗足駅は東急目黒線のみが通っている駅ですが、東京メトロ南北線、都営三田線と直通運転をしているので、都心方面へのアクセスも良好です。

各駅停車のみが停車する駅です。

道路については、南西の近い位置に環状七号線がある他、北に少し行くと目黒通り、南東に少し行くと中原街道などがあります。

・資産性

2012年の地価 592,000円

2022年の地価 779,000円

10年間の地価上昇率 31.6%

特段、再開発などの計画はありませんでの、街は現状を維持すると予想されます。

住環境や交通利便性の良さから、需要は底堅い街です。

8位 三田

一種単価最高地点 三田2丁目

最高地点一種単価(円/㎡)686,667円

最寄り駅 【目黒駅】JR山手線、都営三田線、東急目黒線、東京メトロ南北線

建ぺい率 50% 容積率 100%

用途地域:第一種低層住居専用地域

8位は、山手線の目黒駅と恵比寿駅の間にある街、【三田】です。

一種単価最高地点は、目黒川と目黒三田通の間に位置する三田2丁目です。

・災害に対する強さ

目黒区三田周辺の色別標高図

三田は、南西部が目黒川沿いの低地、中央から北東部にかけては台地となっています。

また、北東部の品川区との区界のあたりが谷になっています。

目黒川沿いの低地部は、目黒清掃工場になっており、住宅地はごく一部の地域のみ水害の危険性があります。また、北東部の谷になっている場所でも一部水害の危険性があるほか、土砂災害警戒区域等に指定されている場所があります。

それ以外の、高台の地域は災害に強いです。

・住環境

三田は南西の一部地域のみ、第一種低層住居専用地域に指定され、坂を登るにつれて、容積率が増えて高級マンションやビルなどが増えていきます。

低層の高級住宅街は、南西の目黒清掃工場裏手の辺り、南西に向かって下り坂になる南ひな壇の土地にあり、日当たりや眺望がいい場所です。

清掃工場の裏と聞くと、あまりいい印象を持たないかもしれませんが、清掃工場との間には幅30mくらいの緩衝緑地が設けられています。

また、目黒川沿いの桜並木や、街の西には中目黒公園、東に少し行くと国立科学博物館附属 自然教育園があるなど、緑が多く良好な住環境です。

町内には、ポーランドとアルジェリアの大使館もあります。大使館のある場所は、災害に強く良好な住環境の場所という証明でもあります。

低層住宅地エリアは、豪邸も見られますが、一部敷地の細分化が進んでいます。

・交通利便性

駅からは少し離れていますが、最寄り駅が山手線の目黒駅または恵比寿駅ですので、山手線などのJR線の他、東京メトロや都営地下鉄など複数路線が利用できるので、交通利便性は高いです。

また、目黒区の中でも都心に近い場所にあるのもポイントです。

・資産性

2012年の地価  914,000円

2022年の地価 1,030,000円

10年間の地価上昇率 12.7%

もともと地価が高かったので、あまり地価上昇率は高くありませんが、目黒・恵比寿駅が徒歩圏で交通利便性が非常に高く、住環境も良好なため、根強い人気があります。

9位 上目黒

一種単価最高地点 上目黒3丁目

最高地点一種単価(円/㎡)625,333円

最寄り駅 【中目黒駅】東急東横線・目黒線

建ぺい率 60% 容積率 150%

用途地域:第一種低層住居専用地域

9位は、中目黒駅周辺から西に広がる街、【上目黒】です。

一種単価最高地点は、中目黒駅のすぐ西に位置する上目黒3丁目です。

上目黒3丁目の高台は、別名【諏訪山】と呼ばれる高級住宅街で、諏訪山沿いの坂道や台地上には、豪邸や低層の高級マンションが建ち並んでいます。

交通・生活利便性の高い中目黒駅に近く、利便性と住環境、高級住宅街にふさわしい地形を兼ね備えた、人気の高級住宅街です。

・災害に対する強さ

目黒区上目黒周辺の色別標高図

上目黒は起伏に富んだ地形をしています。

東部には目黒川、中央を西から東へ蛇崩川(現在は暗渠化して緑道になっている)が流れており、川の周囲は低地が広がっています。川沿いの低地部は水害の危険性があります。

それ以外の場所は高台となっており、災害に強いです。

上の図で、上目黒(三)と書かれたところのオレンジ色の部分が、高級住宅街の諏訪山です。南ひな壇の土地で、日当たり眺望が良く、高級住宅街に多く見られる地形をしています。

・住環境

上目黒2~5丁目の高台は、低層住居専用地域や一部中高層住居専用地域に指定されており、戸建て中心の閑静な住宅街が広がっています。

また、3丁目や5丁目の南ひな壇の低層住宅地は、眺望や日当たりが良いです。

難点としては、複雑な地形をしているため、区画があまり綺麗でなく、道路幅も狭いところが多い点や、起伏が激しく急な坂が多い点があげられます。

高級住宅街に住む人は、車で移動する人が多いので、高台にあることはあまり問題にならないのですが、車体の大きい高級車に乗ることが多いので、道路幅が狭いのはかなりマイナスポイントになります。

また、低層住居専用地域に指定されている地域でも、建ぺい率が60%、容積率が150%に指定されていますので、建物同士の感覚が狭く、建ぺい率50%以下の低層住宅地に比べると開放感がやや劣ります。

・交通利便性

最寄り駅の用賀駅は、東急田園都市線のみが通っており、各駅停車の他に準急も停車します。

渋谷駅まで5駅で、渋谷駅から先は東京メトロ半蔵門線直通の電車があります。

車での移動は、国道246号線、環状八号線が近いほか、東名高速や第三京浜も近くて便利です。

・資産性

公示地点の変更があったため、類似地点の情報をもとに地価上昇率をみてみます。

2012年の地価 649,000円

2022年の地価 938,000円

10年間の地価上昇率 44.5%

この間の世田谷区全体の、住宅地平均地価変動率は25.6%でしたので、地価上昇率は世田谷区の平均を上回っています。

人気のある東急沿線の良好な住環境の街で、自分が住むために家を購入する人の他、マンションデベロッパーや建売業者などの購入意欲が高い場所なので、今後も地価は世田谷区の他の場所に比べて強含みで推移すると予想されます。

10位 鷹番

一種単価最高地点 鷹番1丁目

最高地点一種単価(円/㎡)596,667円

最寄り駅 【学芸大学駅】東急東横線

建ぺい率 60% 容積率 150%

用途地域:第一種低層住居専用地域

10位は、東横線の学芸大学駅周辺に広がる街、【鷹番】です。

一種単価最高地点は、駅の南東に位置する鷹番1丁目です。

目黒区のあたりは、江戸時代に代々の徳川将軍が鷹狩をしていた場所(鷹場)でした。鷹場は鷹番と呼ばれる役人が立ち入りの許可や、鳥獣の乱獲を防ぐための監視などを行っており、鷹番には鷹番屋敷が置かれていたことが、地名の由来とされています。

・災害に対する強さ

目黒区区鷹番周辺の色別標高図

鷹番は、全体が武蔵野台地にある街で、河川なども近隣になりため、1~3丁目まで全域が災害に強い安全な街です。

それでいながら町内は全体的に平坦な地形をしており、生活もしやすいです。

・住環境

学芸大学駅周辺は、駅周辺が広い範囲で商業地などに指定されており、駅前は店舗やマンションが多いですが、少し離れると第一種低層住居専用地域の閑静な住宅街が広がっています。

町内は全体的に碁盤の目状に区画が整備され、道路は広いところと狭いところが混在しています。駅から離れた低層住宅街のほうが比較的広く整備されています。

低層住居専用地域に指定されている場所でも、建ぺい率が60%、容積率が150%あるので、建物が割と密に建ち並んでいるので、開放感は少し乏しい街並みです。

駅に近く、駅前は商業地としても栄えているので、買い物などは非常に便利です。ただ、飲食店が多い街ですので、駅に近い場所は住環境としてはあまり良くありません。

近くには、乗馬ができるなど動物に触れあえたり、ボートに乗れる碑文谷公園があります。

・交通利便性

学芸大学駅を取り囲むように、駅の周囲にある街ですので、どこに住んでも駅へのアクセスが良好です。

最寄駅の学芸大学駅は、東京東横線のみが通っており、急行・準急も停車する駅です。渋谷まで急行で2駅、各駅停車でも4駅しかありません。

また、東横線は東京メトロ副都心線と相互直通運転をしていることや、途中の中目黒駅でも、東京メトロ日比谷線に乗り換え可能ですので、都心部へのアクセスも良い駅です。

道路については、北を駒沢通り、南を目黒通り、西には環状七号線があるので、東西南北へ移動しやすいですが、高速道路の出入り口は近くにありません。

・資産性

2012年の地価 670,000円

2022年の地価 895,000円

10年間の地価上昇率 33.6%

交通利便性が高いだけでなく、お洒落な街というイメージも広がっており、特に女性に人気の街です。近くに碑文谷公園があるなど、住環境としても良好なため、需要は底堅い地域です。

目黒区の高級住宅街の特徴

ここまで、目黒区の高級住宅街TOP10の街を紹介してきましたが、街の共通点を解説して終わりたいと思います。

以下が、目黒区の高級住宅街に見られる特徴です。

・京王井の頭線、東急東横線沿線

・駅に近く交通利便性が高い

・高台の災害に強い場所

・南ひな壇の土地

・区画が綺麗

・都心からの距離はあまり関係ない

高級住宅街は、区画が綺麗で道路も広く整備されているほか、必ずと言っていいほど災害に強い高台にあります。

当サイトでは、ハザードマップなどの情報をもとに、目黒区で災害に強い安全な場所はどこなのか調査した記事もありますので、興味のある方ご覧ください。

>>ハザードマップで見る、東京都目黒区で災害に強い安全な街

くわえて今回の調査では、青葉台・自由が丘・三田・柿の木坂・上目黒3丁目(諏訪山)など、台地の端や南ひな壇の土地にある眺望や日当たりがいい街も高級住宅として人気があることがわかりました。

目黒区に高級住宅街が多い理由

目黒区=高級住宅街というイメージを持つ人も多いと思います。実際に今回のランキングではTOP10のみ紹介していますが、実際にはランキングに載っていない街でも、高級住宅街と言われている街が沢山あります。

なぜ目黒区は高級住宅街が多いのか?理由としては以下があげられます。

・大規模な耕地整理を行っているため、区画が綺麗で道路が広く整備されている街が多い

・区内の大部分全域が武蔵野台地の上にあるため、災害に強い

・低層住居専用地域に指定されている場所が多い

目黒区はもともと農村地帯でしたが、大正初期から昭和6、7年にかけて約20年間、広い範囲で区画整理や道路の整備を行いました。

そのため、目黒区には区画が綺麗で道路も広く整備されている街が多いという歴史があります。

ちなみに、お隣の世田谷区にも高級住宅街が多い理由も同じで、世田谷区では玉川村全円耕地整理事業を行い、東急大井町沿線などの広い範囲で区画が綺麗で道路も広く整備された街が広がっています。

>>【東京都世田谷区】高級住宅街ランキングTOP10|世田谷区の高級住宅街といえばここだ!

また、目黒区は目黒川・呑川・立会川沿いの地域以外は、全体的に台地になっているため、災害に強い場所が多いです。

その他、低層住居専用地域に指定されている場所が多く、建物同士の距離が離れた、低層の開放的な街が多いこともあげられます。

高級住宅街に求められる、災害に強く、区画が綺麗で道路も広い、そして都心に近くて交通利便性も高い場所が多く存在するのが、目黒なのです。

まとめ

東京都目黒区高級住宅街ランキングTOP10

1位  青葉台(神泉駅)

2位  自由が丘(自由が丘駅)

3位  駒場(駒場東大前駅)

4位  中目黒(中目黒駅)

5位  平町(都立大学駅)

6位  柿の木坂(都立大学駅)

7位  洗足(洗足駅)

8位  三田(目黒駅)

9位  上目黒(中目黒駅)

10位 鷹番(学芸大学駅)

目黒区の高級住宅地は、京王井の頭線や東急東横線沿線に多く存在します。

今回は、一種単価と用途地域をもとに目黒区の高級住宅地について解説しましたが、公示地価の情報をもとに、目黒区のどこが地価が高いのか?どこの地価上昇率が高いのか?を、理由とともにランキング形式で解説している記事もありますので、興味のある方はご覧ください。

>>【目黒区】住宅地 地価ランキング2021資産価値が上がる街・高い街

その他、目黒区だけでなく、東京都の高級住宅街はどこなのか解説している記事もあります。

>>【東京都】高級住宅街ランキングTOP100|東京の高級住宅街といえばここだ!

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